先日紹介した
クラス会会誌。
発送もすべて完了し、
今年の夏の大イベントはこれで完了のはずだったのですが
受け取った皆さんから感謝メールが…!
なかにはCDRの見方がわからない…っていうのもあったりして(笑)
自分が作ったわけではないのに
そんな皆さんからの感謝の言葉が嬉しいったらないのです。
なかには、卒業以来のクラスメイトもいたりして…。
そんな会誌にまつわるお話。
記憶に留めておきたいことが…。
同級生の一人に学生時代志半ばで病気でなくなった男子生徒がいました。
それもくも膜下出血でご両親も最後を看取ることなく
あっけなく逝ってしまいました。
その後私達同級生は散り散りになりそれぞれの生活に追われ
あっという間に30年近く。
振り返ることもなく過ごしてきたワタシでしたが
今回の会誌で最初のページを飾っていたのが
高校時代なかなかの異才を放った彼のことでした。
クラス会幹事としてしおりを作ったものの
彼に関しては一切触れることなく
やり過ごしてしまった自分が少々情けなく…。
また、会誌の製作者が30年も前の彼の姿、
また仲間の姿を心に鮮明に捕らえ
その気持ちのまま会誌を製作してくれたのかと思うと
ココロが熱くなります。
感謝をせずにはいられません。
そんなページを繰りながら
もしもご両親がご健在ならお渡ししたいという思いが皆の中で膨らみ…。
仲間が30年前の細いツテを頼りながら
ご両親の居場所を突き止めてくれました。
思いのほか同級生の皆さんのご近所に
ご両親とも御健在で住んでいらしたのです。
同級生数人が会誌をお届けすると
ご両親とも思いがけない思い出のページの彼の姿、
そして、当時の彼の様子を綴った言葉に涙されたそうです。
「もう忘れられていると思っていました…」とお母様。
そうですよね。30年ですもんね。
高校時代から親元を離れ下宿していた彼なので
ご両親にとっては15歳の彼とまでしか
一緒に過ごしていなかったわけで…。
この30年のご両親の悲しみは想像するには苦しいです。
やっぱり一番の親孝行は元気で親よりも長生きすることですよね。
そんな思いを深めたこの秋、
S君への思いを込めて…。