こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

五十三次「川崎」から

2007年04月02日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ

  神戸ミント教室、Kさんの最新作、「六郷の渡し舟」です。ご存知、広重の五十三次「川崎」をテーマにした押絵です。広重や北斎が描いた江戸の風景を好まれる会員の方が多く、このKさんもこれまでに何作も作ってきておられます。
 今秋の120年展にも、こういった版画をもとにした押絵が何点も登場しますが、江戸の当時、広重さんたちが眺められた場所が、今、どういう景色になってるかという写真imgもいっしょに展示できればいいでしょうね~。もう道もなくなっていたり、その場所に入れなくなっているところも多いみたいですけどね。
 原画の筆の力強さを表現するのは、及びもつかないことかも知れませんが、線や面を布に置き換えるということで、絵の具とはまたちがった、温かみやほのぼの感が出せればと思います。籠に乗ってる人や馬の表情、お店homeの中外で挨拶する人たち、実に細かい見所のある一作です。 
 原画では、右端の方に富士山が見えてるんです。渡し舟に乗ってるおじさんerohanadiが右の方を向いてるのは、きっとfujiを眺めてるんじゃないでしょうか・・・