3月30日、絹甫が退院してホッとした矢先、大好きだった五郎兵衛師匠(露の五郎兵衛師)が旅立たれました。
おませにも、子供の頃から師匠の艶っぽい芸が大好きでした。
たまたま、押絵のお稽古に来ておられた方がお隣と伺い、お引き合わせを・・・
それからのご縁で、お親しくさせて頂いてきました。
お仕事先で脳卒中を発症されてからも、奇跡のカムバックを果たされ、
常におっしゃっていた生涯現役を最後まで貫かれましたが、
もうお会いできないんですね・・・
一昨年の9月、120周年展にお越し下さった時、お声も小さくお元気が少し・・・と気になりながらもお話できたのが、今となっては最後の思い出です。
蛍光灯やLEDではなく、なにわの提灯の灯りが消えてしまった気がします。
「好きなことしてんのに、お金まで頂いてるんやから、有難いことですわ~」
昔、師匠が仰ったこのお言葉、私もいつも同感です。
師匠、天国寄席の、い~席、取っといてくださいね。
こっちでの用事が終わったら、楽しんで行かせてもらいますから。
ゆっくりお休みください・・・