各教室のお稽古始め、今年は東京からでした。
毎年、初稽古には、新たな歳の始まりを寿ぐテーマの作品をご用意します。
しかも「労少なくして効多し」となるようなもので。
年末、何種類もの干支作りに励まれた皆さんは、年が改まってもまだお疲れが
残る時期。ウォーミングアップ用にこんな一作はいかがでしょうか?
打出の小槌、分銅、丁子、そして隠れ蓑に巻物などの宝尽くしが施された色紙に
お目出度い鶴の柄取りをした織物で、袋だけ押絵で貼って頂くと完成です!
ガーデニングが大好きでお得意のKさん、ご自分で色んなテーマに挑戦され、教室へお持ち下さるのが楽しみです
今日はこの水仙。
花弁の真ん中の筋、描かれた線ではなく、突き合わせと言って、隣り合う二つの型を重ねず面一に組み上げる方法で仕上げられました。
以前、傘の押絵をされた時お教えした技法で、嫌がられる方が多いやり方です。
楽を避け、敢えて難関に挑まれるKさんに拍手!!
匂いの部分のぼかし色の布も、工夫して見つけられたことでしょう。
とてもいい感じに仕上げられました。
こちらのご用意したお材料だけでなく、こうして独自のアイディアで押絵の世界を広げて頂けるのは、ほんとに嬉しい事です。
皆さん、期待してますよ~~
今日もひと押し、よろしくお願いします!!