miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

読書の一節から

2008-11-11 | Weblog
響堂新著「超人計画」・・・・資本主義というのは、欲望を追求することは善であるという前提に立って発展してきた制度です。そして、すべての人間は等しく欲望を追求する権利があるというお墨付きを与えたのが民主主義という理想です。この高邁な理想主義は、宗教的な禁忌や、共同体による社会的規制さえ、いつのまにか雲散霧消させてしまうという結果をもたらしました。・・・・

・・・・すべての人間に欲望を追求する権利が認められたのは、たかだかこの100年あまりのことなんです。人間の欲望を無制限に解放するような社会制度に永続性があるなどと思うのは幻想に過ぎません。・・・・

・・・地球の人口は60億を超えました。・・・今のままだと、資源の供給が需要の伸びに追いつかず、早晩激しい奪い合いが起こることは目に見えています。困窮が進めば国家対国家はもとより、個人対個人でも激しい争いが起り凄惨な修羅場が延々と続くことになる。

・・・私にはそうした人類の運命を変える力があるし、それを行使するのは自分に与えられた使命だと考えています。・・・人類全体を改造する権利なんてあなたにはありませんよ、滝沢さん。誰にも無いんです、そんな権利は。