ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

心肺停止

2017-01-15 10:51:04 | 日常
快晴。
メジロにあげた砂糖水もシャーベット状に凍る寒さ。

青空のもと窓越しに、しばし、メジロのおちりに萌える。





もじゃ公は、昨日の血液検査では何も出ないが、朝一番から水を求めていた。


今日は気が重くて堪らないが、父を預けた有料老人ホームに行く。
17日が誕生日なのだが、今日がいいだろうと思い立って。



窓越しに父が見える。


父は(幸いにも私を忘れてしまっているが、)隠れて観ている限り幸せそうに見えた。
図書室風にしつらえた空間で、礼儀正しいスタッフに囲まれ、のんびりとコーヒーを飲んでいた。
夫婦で「父は幸せだ、これで良かったのだ。」と胸をなでおろしてホームを後にする。

車内で旦那の気が晴れない、
何故なら私の父に比べて、義兄嫁の勤務する病院に入れた義母が酷い待遇を受けている事を知っているからだ。
義兄嫁に言っても看護師でもないくせに素人がと相手にされない、
また自分の都合上、転院、退院させる気もない、
でも旦那がそう思うのならこちらの市の病院をたらいまわしになっても、こちらがこちらの病院に引き取るべきなのだ、
(ただし一緒には暮らせない、実父はホームに入れ、義母とは暮らすなんて不公平はありえない)私はそう提案している。

私は12月15日の日に義母の余命はこのまま落ちていけば1年と聞かされたが、
実際に18日に面会して、癌でもないのに悪液質のような痩せ方でこの時点で一月持たないと旦那に言った、
さらにその後の面会で加わった床ずれを見て、やはりここのケアでは余命僅かと覚悟していた。
尿管がんの母の危篤の日もぴたりと当てた、義兄の死も二日前に言った、
きちんと真面目にその人の気力体力行動を観察していればバカでもわかると思うのだが、
(毎日見慣れるより、少し間が空いた方が尚更わかりやすいと思うのだが)
旦那はわからないで、私をバカにしきって、一層ぐずぐずしているだけだ。
言えば喧嘩になる。日常が楽しければいいのだろう。

暗い話題が続く中、車は家でなく観光地を目指す。



近頃、信じるっていう程でもないが実行している事、

歩け、歩け、である。

あともう一つ、子供の頃から続いているものがエビオス錠である。(今はアサヒが製造)
そういうわけでもないが、恵比寿ガーデンプレイスに到着。











恵比寿ビールの跡地がお洒落な空間に、内容的にはほぼ三越が占める感じ。

三越の地下食品売り場に見惚れ、貧乏人は大したものも買えないで帰宅。


日が落ち始め冷え込みもきつくなるころに無事到着、
夕方の5時40分頃、インコにカバーをかけて、暖房をセットしたとたんに旦那の携帯が鳴る。
猫を入れない様に、鳥の部屋の入口は締め切ってから鳥のお世話をするのだが、
旦那の異常な声が響くと同時に、入口がガッと開けられた。

私はカゴから振り向きざまに(内容を聞かずとも)、「お義母さん亡くなったの?」と自分でも冷静に聞いた。

病院からは義母が3時頃から「心肺停止状態」義兄嫁とも連絡がつかないという。
(しかし、家の電話にも携帯にも容体の急変も、病院側からは今迄の着信履歴もなく、このあと色々な嘘というか取り繕った不具合が出てくるのだが…。)
甦生中なのか、はっきり今現在死亡なのか、何もわからぬまま、泊り支度をするのだが、
旦那曰く
「主治医はああいう言い方をするが、
死にたい人に甦生をするわけはないし、危篤でなくすでに死んでいる、
どうせ死に目に間に合わない、絶対に死んでいる。
自分だけ葬儀の事で先に帰宅する。1週間泊まる、あとから詳しく知らせる。明日以降JRで来い。」
と言って、義兄嫁の携帯に義母が亡くなったとかけると、義兄嫁は知らないで青天のへきれきで驚いているという。

私は昼食時に時間で詰め込まれて誤嚥⇒気管に詰まっても気が付かないどころか、口腔ケアも無し、口の中を覗かずにベッドに寝かせられる、ギャッジもあげていない⇒血中co2上昇、3時に息をしてない、慌てて酸素マスクのパターンの事故だろうと予想した。
だからと言って誰を責めるでもない、お義母さんが意識を失うまでは苦しかっただろう、寂しかっただろう以外の感想も浮かばない。
ようやく、溺愛した長男の所に行けたのだ。約1年4ヶ月ぶりに会えたのだと思うしかない。
一睡もしないで夜は更けていく。

夜中頃に、旦那からの情報がぼちぼち届きだした。
コメント (4)
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