ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

田舎の葬式開始ゴング

2017-01-16 10:48:34 | 日常
快晴、輝くような青い空。
気温が低く、ここに住んで初めて、水道管が凍り付くという出来事に見舞われる。






天窓すら凍った。
「大きな森の小さな家」の霜のジャックが我が家にも来た。



留守番したが、だからと言ってあれこれ想いはめぐる、昨夜は寝ていないに等しい。

昨夜、日が変わる頃から義母の最期のありさま、今後の葬儀の日取りが旦那携帯から届き、
朝も一番で、役所に火葬をする手続きをしに行くとの連絡。
家族葬でもなく、立派な葬儀を行いたい、そうでないと気が済まないらしく葬儀会社も頼み(そういう簡単な役所の手続きは安心してください、普通は葬儀会社がしてくれるのだが)、率先してやっている。
勿論、義兄嫁にも押し付けられ、自らも喪主だと張り切っており、、、
大興奮して動き回り「手続きに泣いた」「車の中で一人で泣いた」などの実況中継がひっきりなしに入る。
想いを共有できない自分は多分冷たい人だ。自分の母の時は、業者に任せられるだけは任したからだ。

昨夜遅く、霊安室もない診療所に置かれた義母の遺体は、旦那が到着していた時には、
とっくに同じ市に住んで、ここに勤務している義兄嫁がエンゼルメイクを施し済だったが、
その際、ぽかんと開けた義母の口の中には食べ物が一杯詰まり、それを出来るだけ掻きだした、
さすがに義兄嫁も死因は窒息死だと確信していた…。

主治医は肺塞栓とか、何が起こったかなどはわからないなどのあいまいな答えであり、ありがちな心不全の記入で済ませられた。
最期の瞬間を看取った人も誰もいず、その日の勤務者の証言もあいまい、
とにかく三時に酸素マスクを当てたら戻ったので、15分離れたら死んでいた、
いや、息はしていないが、なんと5時まで心臓は動いていた⇐Σ( ̄□ ̄|||)それって、どんな超人なんや。本当に資格あるの?と、突っ込みどころ満載。
実母の最期と違い、急変した時点で病院側から家族に連絡もない。
主治医もある問題を起こして某巨大掲示板に名前が挙がっていたが、体制も非常にお粗末な病院であった、
ま、いい人にはいいんだろう、自分がここに入院しなければいいだけの話だ。
旦那は文句たらたらでもそれを裏で言うのみ、
「もう過ぎた話だから」と、私には愚痴るが、病院には一切質問しない。

義母はメイクをしても余りにやつれており、本人が非常に気にしていた口もポカンと開いていて、
義父はこれからの葬儀にも、帰ってきた遺体にも全く興味なしで、旦那が一晩隣で添い寝したらしいが、
今日はプロの納棺師に綺麗にメイクして納棺してもらう、アイスも入れる、その後に私は泊まり込む事になる。
日帰りでなく、泊まるとなると色々とやる事がある。
猫のトイレの数を増やしたり、鳥や猫の置き餌をたっぷり置いたり。



出かけるギリギリで猫の寝床にはホッカイロを仕込む、鳥はヒーターつけっぱなしで家を離れるしかない。



明日一晩、窓が凍っても頑張って生きていろよ…。

外の鳥にも砂糖のかたまりや、インコの捨てたリンゴのかたまりを進呈。







F先生からはもじゃ公の甲状腺の数値がグレーゾーンとのお電話あり。経過観察でいいらしい。
「葬儀があり、お支払いはあとでうかがいます。」と借金する。

さて、いくら旦那がはっちゃけていても、現役で亡くなった義兄と違い、婆さんの場合はやることなど限りがある。
喪主を引き受けてくれてラッキー、ベンリー君ではあっても、今日のうちに打ち合わせは済ませられるだろう、
一回こちらに帰って来い!と命じる。
むしろ、やる事も尽きたのに一週間とか泊り続けられて、家に常にお客さんがいる方が、食事を作らなくてはいけないので義兄嫁には迷惑だと思うわ。女性視点。

今日やる事が済み、次にやる事も決まると、
「一旦家に帰って、今夜はゆっくり休んでください」と義兄嫁にも言われて、旦那は帰ってくる。ほーらね。

帰ってきてからが「あーすれば、こーすれば」の後悔の嵐だ、
生きている人に「ああして、こうして」で、それでお金を使うのは有意義だが、
死んでから葬儀にお金を使うのもどうかと思うわ。
しかし派手にしないと気が済まないらしい、身分相応という事が出来ない、
近頃は芸能人でも家族葬(+お別れの会があるかどうか)だが、ここの一族は血統なのか、金がないのに非常に見栄っ張りだ。
そういうわけで、亡くなった義母は甥っ子のお母さんと同じ家族葬でいいと言ったのに、
かなり昔の田舎の葬式要素+現在の派手な演出ありの葬儀が執り行われることになった…。

今更何を親孝行しても遅い、お義母さん可愛そうと後悔している彼が唯一満足した事、
義兄嫁が新興宗教の衣装を、信心していない義母に着せるというのに反対し、それに勝った事くらいか。
あとは、義兄嫁の言いなりに近いと思ふ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする