ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

憧れのサントリーホール

2019-09-15 01:09:06 | 時は輝いている

快晴。29-22℃

午前中、従弟が庭の廃材をそのうちに持っていくとの連絡があり。

廃材を何かに使う考えだったけど、午後に東京を散歩して、庭造りの考えが変わる、やはり、引き算、引き算の美、全部片づけてしまえ!とね。

今日はグズグズと練習をサボってしまった。弾きたいと思いながら、憧れのサントリーホールに向かう。

そして楽器を一度も触らなかった事が、終日、何を見たとしても、素晴らしい演奏を聞いても脳裏にこびりつき、非常に私をイライラさせた。

 

これの2000円席

https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20190915_M_3.html

早めに着いてしまい、六本木を散策する。風邪をひいているうえ、台風の跡片付けの疲れ、この後の冷房の寒暖差、全てがコンサート中に襲い掛かるのだが、一等地の散歩は楽しかった。

テレビ朝日と、サントリホールの間の広場ではお祭り。3000円で浴衣の着付けも出来る。

その喧騒を抜けるとスペイン坂。

建て替える前までは芸能人の結婚式で有名な霊南坂教会。

すぐ隣が、福山雅治で有名な「桜坂」

アメリカ大使館、裏口。

隣の交差点がホテルオークラ。

スペイン大使館もすぐで、入口にはピカソ展、前はベラスケスだった。

その隣はスウェーデン大使館。

住友コレクションの庭に桜が咲いていたのには驚いたが、この庭がすっきりしていて好きになった。

特にこういうところが、だからマイナスにしようと思うわけ。それにしても台風の爪痕が感じられない東京。

催し物。

散策終わり、戻るとするか。

富山から来て弾いてくれている皆さん。

琴の調弦の仕方が凄い、我々は弦をいじって駒は絶対にいじらないが、琴は駒をいじるのだ。弦はまとめておいて。

そして剣岳でヤマタノオロチが暴れたという「剣」とかいうオリジナル曲とか弾いていたのだが、本来はナレーター付きらしいのですが、やはり、それが無いと解らねええ、ああわからねええ、という感じかな?こういう曲は一人よがりになりがちなのだと思う。

とにかく楽しそうなのが良かったです、一生懸命さも、私の疑問は、「皆、どういう楽譜で弾いているんだろう?琴と、セロとギター???で」と思って見ていました。

さて、いよいよホールが開くのですが、このからくりに皆が集まってきます。

で、入場が始まります、

トイレさえ素晴らしいいい♡

勿論、ミュージアムショップも、音楽に関するアクセサリーだらけです、写真写したけど割愛。20分の休憩もホールにお洒落なバーがありますし、スタッフの数が凄い。

ホールがもう、パイプ数5898本、ストップ数74のパイプオルガンという楽器の為につくられた楽器の外側というべきでしょう。

パイプオルガンは、2階の高さの正面で演奏しますが、他の楽器と合わせるために、舞台でも弾きます。(上だと他者が聞こえない、下だと音の時間差が出来る、何とも難しい楽器です。)

そのためのオルガンのような物、舞台の左端、あれ自体がリモ―ルコントローラーと呼ばれ、=ようはリモコン、テレビのようにあそこから、2階の本体のハイプに1階でバルブの開け閉めの操作で演奏するのです。スゲー。

会場は9割以上埋まっていたと思う、ほぼ満席。席が狭い、椅子が固くて痛いのが難点です。

で、私、演奏開始直後、具合が悪くなってしまって、音響が良すぎるんで、咳をこらえたんですが、そこから呼吸が苦しくなって何とか持ちこたえましたが、前半は苦しくて気絶していたようなwww

曲は、どれも良かったけど、やはりパイプオルガンにはバッハはハマり杉です。 音楽が天文学や数学、教会とともに発展していくこともわかります。特にバッハは数学的なんですね、三位一体をあらわす三連符やスラーとか。

司会の別所さん、ハムの人がハンサムでクラッwwww

ホルストも良かったし、アンコールのグノーのアヴェ・マリアも良かったです。

バッハ・オルガン名曲選 石丸由佳オルガン・リサイタル <ダイジェスト映像> Bach・Best selection of Organ / Yuka Ishimaru Organ recital  

出演   

オルガン:石丸由佳 打楽器:野本洋介

ナビゲーター:別所哲也

        曲目                
J. S. バッハ:『平均律クラヴィーア曲集』第1巻 より 第1番 ハ長調 BWV 846 
J. S. バッハ:「我は汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ」BWV 639
グリニ:「めでたし、海の星よ 」
ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調 BuxWV 161
野本洋介:『セレスティアル・トリロジー』打楽器独奏と吹奏楽のための協奏曲 より 第2楽章「ベテルギウス」、第3楽章「シリウス」
ヴィエルヌ:『幻想曲集』第2巻 作品53 より 第3曲「太陽の賛歌」
アラン:『架空庭園』AWV 63
ホルスト:組曲『惑星』作品32 より 第1曲「火星」、第4曲「木星」

 

石丸由佳(オルガン) メッセージ/サントリーホールでオルガンZANMAI! サントリーホールのオルガン・カフェ #6/2019年9月15日(日)16:30開演

 

満足して会場を後にする人々。

で、帰りながら思ったんですけど、

教会音楽の全盛期の時代、聖職者でも、特権階級の聖職者しか聖書を持てない時代にね(ルターとグーテンベルグが、聖書を庶民に普及させる)

教会に礼拝に行くと、教会のホールにはパイプオルガンが組み込まれ、計算しつくしたコラルが天井より鳴り響く、これまた日々練習しているプロの楽師の手でね、和音だ、倍音だ、それはもう巧みにね弾くわけですよ、美しく、

例えば、始めはトランペットは教会音楽では3本で三位一体の神をあらわして、三人で吹いていたのがね、トランペットという楽器自体が進化していくと2本を同時に演奏すると三人分の音が、共鳴で出せる事に作曲者側は気がつく、聞いている方は、吹いている人は二人、三人目は神がやっているんだって、庶民はなると思うんですよ。そこをうまく教会音楽は利用したのだと、ふと考えたのです。

本は貴重だし、テレビもネットもケータイもない時代、

庶民はこの音楽という荘厳な出し物を、教会で聞かされて驚く、当時の人は本当に「これが天上の音楽だ」と思ったのではなかろうか?と思いながら、暗い夜道を帰路についたのだった…。

東京都と違い、すぐ隣なのに相変わらずチーバは暗い、台風15号の馬鹿野郎なのであった。

 

コメント (4)
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