ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

冷たい雨、秋の到来。

2019-09-18 22:42:41 | 日常

雨時々曇り。

昨夜から気温はぐっと下がった。23-21℃

午後から一瞬晴れてきたので、甲状腺科に行こうとしていたのだが、

とてつもなく本降りになり、

結局、歯科医と違い予約ではないので、鞄を再びしまい、ダラダラと伸ばしてしまった…。

インコに噛まれ、猫のゲロを拭き、練習をし、いつも通り、ネタなどない。

 

無作為に借りた映画など。2つはサラッと。

『サバービコン 仮面を被った街』本編映像(マット・デイモン)

監督が、あのジョージ・クルーニーなんですが、映像からどこか「シザー・ハンズ」のティム・バートン監督の町並みを彷彿した。

映画『喜望峰の風に乗せて』前代未聞の世界一周レース

コリン・ファースが名演技なのですが、私はこの主人公の無謀さにイライラしまして…。

※実際のドナルト・クローハースト ウィキ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88

この2つは役者さんも有名どころ、そこそこ面白いのだが、両方とも主人公は金に翻弄されているわけで心が暗くなる「特に家族って何?」になる。前者は人種差別もある。そして二つとも、嘘に嘘を重ねてこうなった!、という謎解きです。

 

 

家族愛ならこれだろう!貧困でも明るく逞しく。沢山の紹介もレビューもあるので、かいつまんで。

【パッドマン】

奥様が好きで好きでたまらない主人公。しかし奥様の生理用品がインドでは高額の55ルピー〈1100円〉、庶民はぼろ布をナプキン代わりに使い、生理は口にするのもタブー!主人公は奥様に、清潔なナプキンを使ってもらいたい一心なのだが(勿論、女性親族にも)その研究熱心さが変態扱いされる。そして、同居の妹二人、奥様にも出ていかれ、嫁いだ姉、母、村人からも変態扱い、数人の友人を除き総スカンを食う。

しつこく言うが、何故ならインドの田舎では、女性の生理は口にするだけでもタブーなんであるw!

インドは綿花は豊富であるので、知り合いから綿を分けてもらい試作品を作るも、被験者がいないし(奥さんの結果では)綿花では漏れてしまい、サリーを汚すのは恥だと泣かれる始末、結局綿花に似ているが非なるもの、科学的な繊維、あれはファイバーなんだ!と理解する、

そのファイバーって何なんだ???と、大学教授の家に住み込みでメイドをし、そこのお子さんとパソコンでGoogleでアメリカのファイバー会社にいきつき、偽の会社を語り、サンプルを請求したり。

それを見て、ついに動き出した雇い主の大学教授のナプキン製造機が高いと、メイドをやめて製造機の自作をはじめ、機械作りからナプキン製造まで至る。だが、相変わらず使ってくれる人がいなーーーい。

 

深夜、ドラックストアを探す女性に出会う、買いたいものはナプキンだった、この偶然の出会いが、運命を変える!

偶然の使用者一号とその父@大学教授と出会い、この二人がビジネスチャンスへのきっかけを開いてくれる。二人は古い因習にとらわれている村人とは違い、非常に近代的な人達なのだ。(しかも、この親子愛も泣かせる!)

まず彼の作ったナプキン製造機を世に紹介し、彼を有名にさせ、(それでも一度目の栄光は村の人達には恥ずかしい発明とののしられたw)折角作っても、中々売れないナプキンを使用者一号の彼女が担いで行商、セールスし、徐々に広めていく。彼女の持ち帰った小銭を見て、売れたと感激する主人公。(ゴッホの生涯に一枚売れた絵かっ!)

やがて、このビジネスは製造、セールス共に、貧困家庭の女性の働き口にもなっていくし、生理は不浄とされ、5日間隔離されていた女性も、学校に行けたり、ウィンウィンになっていく。

そしてどんどん有名になる主人公と、それを支える彼女、ついに国連でのスピーチへ。

その晴れの舞台時に、気の合う二人に芽生えた淡い恋心と、二人の育ちの格差。出て行った奥方の事。ここら辺が、もうほろりと泣かせます(T_T)

 

さて、このインドの貧富の差、ナプキンが使える女性が5億人中12%しかいない(やがて18%へ)という事実、

とてつもない家族愛と古い因習、特に主人公と嫁の育った家庭環境を見ていると、やっている事の余りの素朴さに「この国が、いったい核保有国なんだろうか?」と、考えさせられてしまうのです。

また主人公は、非常に女性を大事にし、さらにインド映画特有の踊りのシーンなどを見ていると、明るく楽しい国をイメージさせるわけで、「本当に、カースト制度、インドのアシッド・アタック、レイプ、結婚持参金@ダウリーの金額で女性を殺すなどの事件は嘘なんじゃないか?」と思わせられてしまいました。

主人公は、発明した機械の特許も申請したくない、皆が便利で幸せになれば、主人公もハッピー!

ご本人は金持ちになる気はさらさらないのですが、しかしこの膨大な人口の全てが先進国並みの贅沢さを求め、物を使い捨てになった時に、地球はどうなるのか?とも考えてしまいます、

しかし皆が清潔な環境にあるという事は喜ばしい事であり、先進国の自分は良くて、後進国の他人は駄目などとは否定できません。今の生理用品はもっと進化してカップの時代来るか、もしくは洗えるものに戻るか、なのですが。

 

とにかくオヌヌメ!見ても損はない!私は予告を見てから見たくてたまらず、今日ようやく見るのに至ったのです。

 映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』予告(12月7日公開)

※【本人が談話 ネタバレあり】インドの「パッドマン」が映画化。生理のタブーに苦しむ妻を救うため、社会を変えた男性に話を聞いた 

https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/05/india-padman_a_23610008/ 

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