昨日 軽井沢のなんとなく謎めいた マニアックな名所?「卵型(たまごがた)」を紹介したけれど
その たまごロータリーから 北側にまっすぐ行くと ラウンドアバウトの交差点「六本辻」に出るんだよ
そう、その交差点で左側2本目の斜めに入って行くと 軽井沢の正真正銘の名所? お水端(雲場池)に行ける道だよ
そっちに行かず すぐ左曲がる 幅の広い方の道を 進んで行くと十字路になる 北に入る道はこれもお水端に行く道だよ
道向こうはカフェ その向かい側は結婚式場 その向かいはお水端の駐車場
で、残り 歩いて来た道の左角が 寂しい古~い空き家のある広い土地・・ これが 今日のテーマ
詳細な住宅地図のひとつには 「ふきわ」なんて表記されている
ここは東京の高級料亭 「遊ふき利(ゆふきり=ゆうぎり)」ゆうぎり が夏だけ営業してたんだよ
漢字をかなに読み替える ゆかしい屋号があっさり読めない時代になってるんだね
それに 一時期から、高級料亭で政財界のお話会が 表向き は影を潜めた時代もあったよね
ここが昭和の中頃には 磨き上げられて夏の宵の明かりが灯り 高級車が次々横付けられて
上客が座敷に向かう廊下には中居さんがずらりと三つ指をついていたそうな
どんな お話会が開かれていたんだろうね
かの 航空機贈収賄事件のT宰相も ここで逸話を遺していて この料亭の朽ち果てた 老屋の壁や戸襖が言葉を話せたなら
政財界の皆様が赤くなったり青くなったりするエピソードを 沢山囁いてくれたと思うよ
日本人の古来の文化には 「わび さび」というのがあって どこか「滅びしものは懐かしい」
ボクは この廃屋の佇まいを見た時 なんだか胸がキュンとしたんだよ
日本古来の文化とは
合い入れないだろうな
いや、違うかな
昨今では政財界人でも文人でも同じかも知れないかな
田中角栄には話をしたことがないが、人間的には面白い人のようだな
ミイラ取りが木乃伊になっちゃうこともあったようだな
それほど、魅力的な人物のようだったな
矢崎泰久がいつだったかな
田中角栄と話したと
そして帰り際に、早坂茂三から車代と分厚い封筒を渡されたと
矢崎泰久は厚かったので、確認して良いかと聞いて・・
百万入っていたと
矢崎泰久は、すぐその場で返したと
後から早坂茂三から、「あいつはたいした者だと」
返すのは居なかったと
ふきわ か
確かに古い看板が残っている
イノちゃんは、只者ではないな