餅搗き

餅搗き


お餅の好きな母が米を洗うと腕まくりが始まる、主婦歴も80年近いと、勘が戻るのかな
もち米を60年以上届けてくださる親戚に感謝して、毎年餅が頂ける。
いたって餅の好きな母、小豆を煮る！ともいう
誰が？　北海道の小豆１００％あんこが出来合いで売られている
購入して、少し薄めてもまだ甘い、しつこい甘さは好まないが
その分きな粉も砂糖控えめ、煮なますを作って、おぼろ昆布を添えて
夕飯にした。　しっかり噛んで食べる母、最後はとろろ昆布のお椀に入れて汁ごと頂いた。

外は雪

昨日降った雪が風越山に残る。

　

母のままごとが始まった。





寒いと言って炬燵に丸まっていた母が

ソワソワし始めた・・・。

米を洗って、餅を搗いて、あんころ餅を食べたいという

頂いたもち米があることは記憶している・・・が、どこにあるかは解らない。

お正月が近いことは解っている。　もち米を洗って準備をしてから母に見せると、納得！

一年以上台所に立たなかったのですが、台所に行くと安心するらしい。


引出しを探している・・・と何を思いついたか、豆に変わった。　節分だで・・・？

お菓子の袋を持ってきた。　開けられないから・・・ハサミで切っている

飴玉が豆に変わった、　ガスレンジの上に鍋を載せた。

”鬼を追い出す”真剣な顔で・・・

ここまで読まれた方？？？ご安心ください。　ガスの元栓はOFFです。

母は真剣にガスを点けようとしています。　点かんな～、助けを求めようとしないのも母です。

外は吹雪です。洗濯物を取り込んで広げ直しながら見ています。




飴の豆は諦めて、今度はコーヒーの袋を開封

「何入れたの？」　鬼は出て行ったで？？？

鍋の中身を焦がすまいと、手返しをしている・・・冷たいな～　温まってこんな～！と

色で判断したのか、焦げた！と言う。

器に入れて居間に持って来て食べ始めた・・・何食べてるの？　ゴマよ！

香りも無くなってしまったか？

「苦いな～」と　コーヒーを炒った事も解らず。

また台所に行った・・・今度は、何を持ってくるかな？

年の瀬に、正月準備の気休めに読んでみてください。

そうそう、あんころ餅の米が3時間浸してこれから”もちっこ”で

搗きます。