「コートを着たら？」って言っちゃいますが・・・

『モネ展』へ行った時のこと。

ケン太がパーカーのみで外出しようとしました。

この時、ケン太は少し風邪気味。
おまけにこの寒空に並ぶ覚悟。（実際は建物の中に並んだのですが）

ケン太は風邪をひいても病院へ行かず、養生もしない。
必ず悪化させる。
去年などは、２～３か月くらいずっと咳をしていたと思う。

そして、必ずや、私にうつす
（ずっと咳しているから防ぎようがない）

私はケン太さえ風邪をひかなければ、風邪とは無縁に過ごせると思う。
もはや、ケン太の風邪ひきはケン太だけの問題ではないのであります。

私は普段、ケン太の着るものにどうのこうの言わないのだけど、
この時ばかりは、言いましたね。

「風邪気味なんだし、コートを着たら？」

するとケン太は

「どうせ電車と美術館の中だろ？電車の中暑いし、コートいらないだろ。俺、昨日もこの恰好で出たから」

（昨日は、ほんの10分外歩いただけですけど）

「今日は、外で待つかもよ。暑かったら脱げばいいけど、寒かったら着るものないんだから」
「大丈夫！寒かったら耐えればいいんだよ。俺、1時間くらいなら半袖でもいけるから」

（あんたはいつも耐えきれず、風邪ひいているんじゃい！）

「あのね。風邪ひかないなら、そう言っていいよ。実際、いつも風邪ひいて、お母さんに移しているでしょ？だから言ってるの～！」

「そう。俺、風邪、ひいたら長いからな。春までひいてるもんね。（認めた）
でも、大丈夫だよ。今まで風邪が悪化したのは、風邪ひきそうな時、遊んだり無理していたから。今は、睡眠ちゃんととっているし、悪化しないと思う」

（どんな自信じゃ）

「今、その風邪ひきそうな時でしょがぁ。外、寒いんだからね」
「じゃあ、外で気温調査してくる」

としばし外にいて戻ってきたら、部屋にコートを取りに行った。

ほら、やっぱり寒かったでしょ？

そして無事、防寒して（させて）外出したのでした。

注（外出しようと靴を履いて外に出て、外の寒さに気づいても「まあいいや」と絶対に引き返すことはないケン太であります。風邪をひくという失敗をしても、学習できないケン太であります。）



お陰様で？ケン太はひきかけの風邪も治り、その後は無事に過ごしています。

しかし、

モネ展から帰ってきた翌日。

喉がいがらっぽくて頭が重い。身体もなんとなく重い。

それは私ね

ケン太に偉そうなこと言っていたのにねぇ。バツが悪いこと


でも、私はたくさん着込んで、カイロを身体に貼って、生姜湯飲んで、葛根湯飲んで、うがい何回もして、根性で1日で治しましたよ！



『モネ展』の翌日は20度くらいまで上がってとても温かい日でした。

ケン太は友達と遊びに出かけたけど、コート着て出て行った

ケン太の皮膚感覚ってどうなっているんだろうね。

以前、言っていたのは

「俺は寒いからこれ着るとか、暑いからこれ着るという基準で服選んでないの。
服はその日の気分で選んでいるから。俺の体は万能だから、どんな服でも順応できるの」

それで、たまに風邪ひくわけだけどね

そんなケン太なので、この日はコートを着る気分だったのだろうけど、
目的のファミレスまで、土手沿いの道を１時間近く歩いたそうな。

その時、草むらの斜面をズズズと滑り落ちたら転んで、
ズボン（一番のお気に入りの）とコートが茶色くなりましたとさ



そして翌日、

同じ友達と夜、流星群を見にまた土手に行くと出かけて行った。

なぜか段ボールを抱えて。

草むらの斜面を滑るそうな

今度はコートを汚さず帰ってきたけどね




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