劇場正面で二代目吉田玉男さんがお出迎え。
実際に劇場2階で羽織袴姿の吉田玉男さんをおみかけしましたが。
劇場内にあったチラシ。
渡邉肇さんという方が撮影した二代目吉田玉男さんの写真展が、劇場から徒歩10分くらいの福寿堂秀信という和菓子屋で開かれているという。
4/12まで?午後7時に閉館?
今日は行けそうに無いですから、明日また訪れてみようっと。
劇場1階の資料室での企画展「初代・二代目吉田玉男」。
これまた人が多すぎ。
これまた明日見に来ることにしよう。
プログラム。
デザインは文楽人形の衣装で、
左側が一谷嫩軍記の源義経の衣装、朱地錦七宝絞り袖半越
右側が妻相模の衣装、藍鼠紗綾形綸子着付。
襲名披露興行というのに、第2部は口上がないということもあってか、客席半分くらいは空席でして、
自分の座った列は自分一人だけ・・・
「絵本太功記」 夕顔棚の段、尼ヶ崎の段
母さつきを遣うはずだった吉田文雀さんが体調不良のため、代役は吉田和生さん。
武智光秀は桐竹勘十郎さん。
光秀の一族が崩壊する悲劇の段です。
「天網島時雨炬燵」 紙屋内の段
歌舞伎でもしばしば上演される段ですね。
歌舞伎との違いが多々あるのが興味深いです。
もともと近松門左衛門の「心中天網島」の改作です。
端場からの上演で、あまり見たことがない場面もありました。
なるほど、こういう背景があるのだと、納得。
伝界坊、初めて見ました。
「プイプイプイプイ」とちょんがれ節。
この演目での主役、紙屋治兵衛を遣うのが二代目吉田玉男さんです。
女房おさんが、絵本太功記で代役をつとめた吉田和生さん。
ほとんど動きのない治兵衛を玉男さんが好演。
「伊達娘恋緋鹿子」
いわゆる「八百屋お七」。
歌舞伎でもこの場面が上演されることがありますね。
その時でも「人形振り」といって、人形の動き、そして役者の隣に黒子が付きますね。
せっかくの襲名披露の公演なのに、この客入りの少なさ。
先行きが心配です。