涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

先斗町歌舞練場で吉例顔見世興行第三部

2016-12-22 22:30:00 | 古典芸能

なにしろ先斗町通りは狭く、劇場も小さいので、
劇場正面に揚げられるまねきは1枚だけで、芝居看板もありません。 

  

正面の北側には「先斗町歌舞練場」の文字。

 

劇場に足を踏み入れるとそこには襲名幕をいれてあった箱が披露されています。

 

昨年大阪では松竹座で襲名披露興行が行われたのですが、
その時は劇場2階でこのように派手に披露されていました。 

 

劇場1階には天井から提灯がたくさん吊り下げられておりました。
これは雰囲気アップですね。 

 

あと南座での顔見世興行といえば、贔屓筋から送られる「竹馬」です。
中村勘太郎が勘九郎を襲名した時の南座顔見世興行の時の竹馬。 

 

やはりスペースの関係上、竹馬はこういう形での披露となっていました。

   

さて、今回は二階席での感激です。

開演前には襲名幕が披露されていました。

 

劇場は一階席と二階席のみ。
二階席の両端の桟敷は、一列目が座る升席、二列目は長椅子形式。
正面の最前列は升席ですが、脚を伸ばして座ることができます。 

 

今回の公演のちらし。
いろいろなところでいただいて三種類もらっています。 

 

 

 

今回の襲名披露狂言での写真が「ほうおう」に載っていました。

 

感想を少しだけ。

「引窓」

初めて見た南座での顔見世興行でも出た演目です。
その時の南方十次兵衛は中村扇雀(現坂田藤十郎)
女房お早は故九代目澤村宗十郎
母お幸は故五代目上村吉彌
濡髪長五郎は故五代目中村富十郎

今回はそれぞれ片岡仁左衛門、片岡孝太郎、六代目上村吉彌、坂東彌十郎。

仁左衛門はもう言うまでもなく、藤十郎に引けを取らない南方十次兵衛。

孝太郎はまだまだ宗十郎には程遠いですね。
元遊女のはんなりさがまだまだです。固い印象ですね。
これからに期待です。

現吉彌も先代には程遠く、元気なお幸です。

彌十郎、かなりいい濡髪でした。
少し間延びした印象でした。
富十郎のあの切迫感が出せるようになるといいですね。

「娘道成寺」

舞台が狭いせいか、聞いたか坊主は出ず、狂言の太郎冠者・次郎冠者的な二人が出演。
押し戻しが付くのですが、自分としては押し戻しなしの方、
最後に花子が鐘に上って決める演出の方が好きです。

芝居が終わるともう真っ暗。
雨も強くなっていて、そのまま三条駅まで歩いて京阪電車に。

昼の三条大橋からの歌舞練場。 

 

部屋に着いたのはもう夜10時でした。


四条駅から先斗町歌舞練場まで

2016-12-22 17:30:00 | お出かけ

四条駅を上がると、そこは南座です。

  

毎年吉例顔見世興行はここで行われるのですが、改築工事のために今年は先斗町歌舞練場で行われます。

でも例年通り、大きな赤い提灯、おおきなぼんぼり、役者の名前を勘亭流で描いたまねきがあがっています。
そして芝居看板も。

    

 

  

劇場前に口上

 

道を渡って劇場正面。

  

屋根に櫓が上がっています。
このころから雨がポロつきはじめました。

市場大橋を渡ろうとすると、そこに出雲阿国の像。 

 

ちなみにその北東に「北座」があります。
昔はちゃんと北座があったのですが、明治時代になくなり、
そのあと商業ビルになっています。

 

さて、四条大橋から先斗町。
鴨川に先斗町の店の灯りが映っています。

夏には川床が設置され、鴨川縁に等間隔にカップルが座る光景を目にします。

そしてこちらは四条大橋と「いづもや」。

 

関西のある程度の年齢の人ならあのCMを口にすることができるでしょう。

リポーター:あのビルをご存知ですか?
通行人A:いづもやですねぇ。京の味処というだけに、安うて美味しゅうて、きれいで、大変よろしおすなぁ。
通行人B:中でも鰻に瓢箪弁当が大変人気がありますねぇ。
リポーター:しかしよくご存じですねぇ。
通行人A:ええ、私ら二人ともあそこのもんですよハハハハ。
音楽(キダタロー作曲です) ほんに、ぽんとちょうの いづもやへ。

橋を渡ると先斗町。
木屋町通りと鴨川の間を南北に走る、石畳の路地が先斗町通りです。

 

店々の軒下に顔見世興行の提灯。

中々風情のある通ですよね。

  

この先斗町通りと木屋町通りの間には所々抜け道があるのですが、
抜けることができないところにはこんな案内板が書かれています。
ちなみに下の画像は通り抜けるできる所で、向こうに木屋町通りが見えています。 

 
 

そうこうしているうちに先斗町歌舞練場に到着です。

 


ぜんざいをいただて、先斗町を目指します。

2016-12-22 16:50:00 | 食事

先斗町歌舞練場までは京阪電車で七条から三条まで行って、そこから徒歩が近いのですが、
南座どうなっているかな?と思って四条で下車して南座を見て行こうと思います。

七条駅へ向かう途中にあのお店へ。

 

ぜんざいを注文です。

あつあつのお茶を配られました。
「熱くなっているので気をつけてください」と。
といっても、器が二重になっていて、熱いと言われなければ容器が熱くないので口の中をやけどするかもしれません。 

しばらく図録を読んで博物館での感動を再認識。

注文するごとに餅を焼いているようで、しばらくして登場!

  

満足、満足。

もう夕食要らないです。

さて店を出てあと40分ほどあります。

七条駅から特急なら四条駅まで一駅です。

特急の中にこんなキャラクター。

バルトレックスって、帯状疱疹の薬???

調べてみるとドラゴンクエストのキャラクターのようです。
やたら吊広告にドラゴンクエストなのはドラゴンクエスト30周年記念で京阪電車とのコラボ企画。

そういえば電車の前面にスライムの絵があったよね。 


京都国立博物館で「新春特集陳列 とりづくし」、「特集陳列 伊藤若冲」、「特集陳列 泉湧寺」 

2016-12-22 16:45:00 | 美術館・博物館

京都国立博物館には明治古都館、平成知新館があるのですが、明治古都館は現在閉館中です。
ここに文化庁が来るという話があるので、その関係なのでしょうか?

古都館の西側、知新館の南側にはロダンの考える人像と噴水。

ぐるっと噴水を回ってみました。 

    
  

特集陳列のちらし。
「生誕三百年 伊藤若冲」、「京博のお正月 とりづくし-干支を愛でる」 のちらし。

  

特集陳列「皇室の御寺 泉湧寺」についてはそのチラシの中にもありますし、
京都国立博物館だより、にも載っています。 

 

 

これだけ沢山見ると、なかなか体が疲れますね。

今回も若冲の絵葉書「百犬図」、「果蔬涅槃図」を購入。

  

  

絵葉書を購入してから、「生誕三百年 伊藤若冲」の方の図録があるのに気づき、
薄くて軽いので買ってみました。

「蝦蟇河豚相撲図」

 

「布袋図」。眼がなんともいえないですね。

 

本邦初公開本邦初公開「六歌仙図押絵貼屏風」

  

「鍾馗図」

 

二階から正門。

 

知新館入り口から正門と京都タワー。

 

正門から出て、正門と明治古都館。

 
 

顔見世は午後五時四十五分から。

まだ一時間もあるので、あの店によってから先斗町歌舞練場まで行こうと思います。


午後から京都国立博物館へ

2016-12-22 14:50:00 | 美術館・博物館

朝起きると、今朝も美しい空。

   

 

今日は夜から先斗町の歌舞練場で吉例顔見世興行の三部の鑑賞です。
仕事が意外と早く終わったので、その前に京都国立博物館に寄ってみることにしました。

近鉄電車で丹波橋駅まで向かいます。
途中車窓から大極殿。

午後から雨というのに、青空がひろがっています。 

 

丹波橋駅で近鉄から京阪へのりかえ。
それにしても特急が10分おきにあるとは・・・ 

 
 

京阪七条駅で降りて京都国立博物館へ向かいます。徒歩10分ほどでしょうか。

途中新しい店を二軒見つけました。
一軒目は「甘味と和食 香穂」。
ぜんざい、美味そう。

国立博物館から戻るときに食べてみよう。

 

そして隣接して、イタリア料理のスタンド。
店頭に杉玉。 日本酒も置いているのかな? 

  

和菓子を作るときに使われる木型が陳列されていました。
ここでは和菓子作りの体験ができるようです。 

 

八つ橋の店。八つ橋といってもいろいろなメーカーがあって、ここは「御車八ツ橋」の店ですね。

  

銭湯。いつも気になっているのですが、来るたびに暖簾が変わっています。

 

十七世紀からあるという「わらじや」。
うぞふすい(鰻雑炊)のみという老舗です。
鰻あんまり好きやないし、値段も6000円以上もするので行ったことはありません。

  

博物館に到着です。