MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

猪居亜美 MEETS 「ROCK FUJIYAMA」 

2023-11-14 12:05:38 | アコースティック・ギター・トリップ
猪居亜美 MEETS 「ROCK FUJIYAMA」 


そういうTV番組があるのかわからないけど
2006年にテレビ東京で放映されていたもの+
youtubeにUPされているものがある。


日本風に飾られたいかにもアメリカ・ナイズされたスタジオに
MC(ケイ)+マーティー・フリードマン+ローリー+シェリー(女性MC)
2人のギタリストを中心に番組が展開されていた。80年代ロックやら、
マーティーが結構博学で、ネタも面白く、また、バックに音楽が流れると
完コピでの曲に合わせて弾き倒すことが何でもできるという
プロとはいえギター小僧だった時代もあるのだなぁと
見ていて楽しくなってしまった。
対ローリーもマーティーの対バン的なキャラで、戦いをギターで
挑んできたり、番組の企画に一役買っている。ギタリストや
ミュージシャンがゲストで分かりやすい選曲、企画で音楽バラエティーと
しては見ごたえがある。15分程度というのもいい。


youtube編は最近のアーティストもでているので、そこに猪居亜美さん
がゲストで出ていた。彼女は今世代のクラシック界のギタリストで、
「音楽の友」誌で記事も書いている。ヘビメタとクラシックギターの
接点を求めて、日々研鑽している様だ。ハード・ロックのころから、
ギタリストのソロ部分はバッハやその時代の感じの16分音符を
敷き詰めたようなソロが聴かれることも多い。クロスオーバーしている。


ここでは、マーティーがアコギを弾いている。これはレアだ。
エレキとアコギは弾き方も若干違うので、両刀使いはなかなかいない。
あのクラプトンでさえアンプラグドに出た頃は、うーんという感じだったし。




マーティー;クラギは別の楽器サクソフォンの様な別次元。
ギブソンのG-Writer ECのようなモデルを使っていた。
ピックガードのところにテープで干渉板をはっていた。
ピックの持ち方もちょっと変わった感じだけれど、
高速フレーズも弾いてしまう。熟達の域にある。


猪井さんはポピュラーものもアレンジしてUPしたり
している。
今回のセッションは
BISTRO FADA(映画ミッドナイト・イン・パリスのテーマ)
曲の作風は、ジプシー・ジャズ(ジャンゴラインハルトの
様な曲調)風の曲。(アコギ)


カフェ1930(ピアソラ)
これはエレキでのアプローチ。本筋の演奏。
マーティー自体は何でもありの人なのかもしれない。


猪居亜美 使用楽器:マーク・ウシェロヴィッチ(2016)カナダ在住の製作家の楽器。  




「ROCK FUJIYAMA」 ゲスト猪居亜美 
https://www.youtube.com/watch?v=SnvdiHWhHTI&t=26s


福山雅治〜時を超えるギター〜 初回放送日: 2023年11月9日

2023-11-10 10:10:08 | アコースティック・ギター・トリップ
福山雅治〜時を超えるギター〜
初回放送日: 2023年11月9日


福山雅治が究極のギターサウンドを求めてアメリカを旅する!
世界的なクオリティーのギターを作り続けてきた職人たちの
スピリットともの作りの神髄に迫る


福山氏がギター収集しているというのは、ネットなどでも
拝見していた。これがエレキだけでなくアコギもそれも
MARTIN社のものが紹介されたときにはちょっとびっくり。
アコースティックを使ったアルバムもだしていたけれど
そこまでとは思わなかった。


その後、その本来の音を聴いてほしいとのことで、
「Martin OM-45(1930年製)」を使って、弾き語りのアルバムを
作ったりしていた。プリウォー(戦前)のモデルはその個体数も
すくなく、どこで現存しているかどういう状態なのか、素人
ではわからない。
このアルバムのOM(オーケストラ・モデル)の45は品番で
いうと、最高位のグレードというか、ミュージシャンからの
特注品も多い。ゆえに、高価なものが多い。
ヴィンテージとなると、表に出ることはほとんどなく、
コレクターかその類の方たちの独自のルートで流通している
ようだ。OMもそうだけれど、今回のD-45(1940)10年前に
手に入れたと放送で言っていたが、OM45のアルバムが
2015年にリリースされている。D-45は2013年ころには
手元にあったのかもしれない。OMとD-45と同時期に・・・。
資金の事だけ考えても相当な出費はあったとおもう。


あるいみアメリカの遺産を預からせていただく。
それを引き継いでいくという立場に福山氏はなったのだと
思う。これは消耗品ではもはやない。


彼のD-45は今一音の抜けが悪いという。放送で画面を見る感じ、
綺麗な楽器で、コレクターズ・コンディションだとおもわれる。
瑕一つないような保存状態で、楽器店に運ばれ、それが
MARTIN本社に運ばれ、リペアされる。1940年の楽器がどのように
復活していくのか。福山氏としてはお蔵入りさせるのではなく使いたい
というミュージシャン・マインドが今回のリペアに繋がっていて
リスナーもその恩恵に預かれるのはラッキー。


音抜けの悪さの原因はブリッジ・プレートを補強してあり、それが
原因だった。前の持ち主がリペアしたのかもしれない。MARTIN社で
扱ったなら履歴が残っていてもいいのかもしれないが、そこまで
番組では掘り下げていなかった。
3か月後、ご対面。サウンドは深く、響きも美しく、新しく生まれ変わった
D-45があった。本来の楽器に戻しただけなのかもしれないが、
作りが当時と同じ、リペアしやすい環境にあり、彼の楽器は
その生命をとりもどし、これから幾年月音楽を奏でる使命を負う。
福山氏も預かったものを次世代につなげる使命を負う。
1音発しただけでも、うっとりする感覚を持つのはこのメーカーの
楽器の特徴。4品番は特に。福山氏がうっとり音に聞きほれているのは
その証拠。なかなか面白い番組だった。


フレディ・マーキュリーのアコースティックギター・マーティンD-18がオークションへ

2023-10-26 09:58:27 | アコースティック・ギター・トリップ
フレディ・マーキュリーのアコースティックギター・マーティンD-18がオークションへ
https://amass.jp/169399/


という記事がのっていた。フレディー構えている、
モノクロ写真のギターはD-35のように見える。
それはいいとして、オークションに出品されている
ギターの写真は、D-18ではないような気がする。


表面は、部品の交換で何とでもなるが、裏面の本体部分で
D-18と28の意匠が違う。使っているパーツも違う。


D-18はマホガニーだけれど、D-28はインデアンローズウッド。
木目も違う。写真はインデアンローズウッドのように見える。


これは何ともしがたい。
オークションに出ている写真が違うのか、クレジットの
D-18がD-28と違うのか。


ちなみにD-35のオークションは9月に終了しているが、
結果は公式には発表されていない。




事の成り行きを見守ろう。
追記10/27
サザビーズは最近、フレディマーキュリーのマーティンD-35ギターを175,000ドルで販売しました。
1ドル150円計算で、26,250,000円で落札されたそう。


フレディーのD-18のオークションHP
https://www.gottahaverockandroll.com/Queen_Freddie_Mercury_Owned___Played_Martin_D_18_G-LOT49561.aspx
このHPでは、オークションは終了しており、落札されてない。
オークションは成立していない様だ。

エカチャイ・ジィヤクン タイ ギタリストの今。

2023-09-25 07:13:30 | アコースティック・ギター・トリップ
9月24日


Curated Streams GuitarHand-picked melodies, just for you.
https://www.yourclassical.org/playlist/guitar-stream




アメリカのクラギサイトを流していたら、ちょっと耳を引く
曲に出会った。
Bhumibol Adulyadej Oh I Say
という曲だった。クラシックのレパートリーではなく、
どちらかというと、ポピュラーの曲の様だ。
クラシックのギタリストのソリスト・アンコールで
弾くようなものかもしれない。
Naxosはある意味1大レーベルになってしまった感がある。
そこから、リサイタルアルバムを1枚出していた。


エカチャイ・ジィヤクン
調べていくとタイの若手ギタリスト(30代)だった。
コンクール歴もあり、コンサートもされていた。
もっと調べていくと、
今どきのアーティストらしくhpもYOUTUBEもやっている。


クラシックの曲を上げているのかと思ったら、
フィンガー・スタイルの曲を挙げていた。
ナイロン弦ではなく、鉄弦の楽器で弾いている。
そして・・・。


“Fonzo Guitar (フォンゾギター)” 世界最高峰の
クラシックギターコンクール GFA International
Concert Artist Competitionにおいてアジア人初の
優勝を果たしたタイ出身のギタリスト、エカチャイ・
ジィヤクン氏が2020年に設立したブランド。
エカチャイ・ジィヤクン氏が求めるコダワリが
詰まった、タイ、バンコク発のコストパフォーマンスに
優れたブランドです。


実業家か・・・。


クラシックの技術があり、表現方法を学んでいたら、
ある意味怖いものなし、以前の日本のフィンガー・
スタイルのギタリストはクラシック・ギター奏法を
基本学んでいないことも以前は多かったので、
そのクラギ畑の奏者が、フィンガー・スタイルに
出てきたのは、ある意味、時代なのか。
パイの取り合いにならなければいいけど、
中国・東南アジア系のフィンガー・スタイルも
活発化していると聞く。
日本の先達のタブ譜がネットで売れたり、
昔とは違う商法がまかり通っているので、
アーティストも手売りでも商売出来たりするようだ。




Ekachai Jearakul
https://www.youtube.com/@Ekachaiguitarist/featured


別件で。
Chinnawat Themkumkwun
https://www.youtube.com/@chinguitars


Guitar: Chinnawat Themkumkwun
黒を着て、足代に左足を載せて弾くクラギの演奏法で、
ブルース・コードの曲を弾いたりする。フィンガー・スタイル
ならアリだけれど、クラギのステージだと何か違和感があったりして
私の、時代が違うのかな(>_<)。




クラシック・ギタリストの演奏だけれど、
鉄弦の演奏方法を取り入れていて、
ボディー・ヒットとか、もう当り前のようにしている。
今どきのギタリストは、クラシックとフィンガー・スタイルの
フュージョンだな。21世紀のギタリストは変わってきている。


その意味で驚いたのは、 Jearakul氏はフェイス・ブックの記事の中で
フィンガー・スタイルのベテラン、トミー・エマニュエル氏と
一緒に写真に納まっている記事があって、コンサートを聴きにいったのか、
トミー氏がJearakul氏を訪れたのか・・・。それにしても、彼の
居場所は、クラギ界なのか、フィンガー・スタイル界なのか、
立場がある意味どっちもありという所が今どきなのかも。
世の中変わってきてますね。



マイケル・ヘッジス エアリアル・バウンダリーズ LAGQ,Ver

2023-09-18 11:59:11 | アコースティック・ギター・トリップ


Your Classical というサイトのGUITARというカテゴリーがある。
24時間クラックギターのレパートリーを流している。ソロもあったり、
合奏なにかもあり、時に協奏曲なども流れてくる。
タブに入れておいて、気が向くと流している。


大体クラシックギターの演奏が流れるのだけれど、この間、聴いてたら、
マイケル・ヘッジスのエアリアル・バウンダリーズが流れた。
クラシックのジャンルではないのに・・・とおもいながら、演奏者を見たら
LAGQロサンゼルス・ギター・カルテットだった。
ヘッジスは何人分かを一人で演奏しているがLAGQはそれをパートに
分けて1曲作っている。よく書き譜にして演奏しているものだと思う。


ヘッジスによってアコースティック・ギターの奏法は大きく変わった。
それ以前の叩かないギターより、今は叩くのが当たり前になって
そこから入っているので、昔の奏法が入らなくなっている。
時代は変わるものだ。


久々に聴くが名曲だと思う。


オリジナル
Michael Hedges / Aerial Boundaries
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=michael+hedges+aerial+boundaries&mid=E6EA1C30C812795E24FAE6EA1C30C812795E24FA


LAGQヴァージョン。
Aerial Boundaries · Los Angeles Guitar Quartet · Michael Hedges
https://www.youtube.com/watch?v=duA8g6-vyyk&list=OLAK5uy_lnEmwdvZxqvcj-fcTgAH71Dx1q1hn2SZY&index=25