MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

小岩 珈琲園

2018-06-22 12:07:56 | 音楽が流れる喫茶&BAR
小岩 珈琲園

たぶん初めて行ったJAZZ喫茶。
昭和60年代にはじまり、90年代?に閉店したようだ。
実家の隣の駅にそれはあった。商店街を歩いていくと、左側
だったかに喫茶店のドアがありそれを開けて入っていくと
結構な音量でJAZZがかけられていた。

たぶん正統なアルバムが掛かる鑑賞店だったのだろうと思う。
1階は会話可能な喫茶店、2階は鑑賞専門のブースになっていた。
スピーカーと対峙する形の椅子席で、薄暗くいかにも聴く体制と
いうかコンサートというかLIVEだった。

NOW PLAYINGはジャケットが2階の鑑賞ブースに吹き抜けの1階
から、滑車の様なもので、するするとジャケット入れに入った
ジャケットが上がってくる。たしか、左右スピーカの間に掲示
される。灰色の箱に入ったJBLのプロ仕様のスピーカーシステム。
それで、今、何がかかっているかわかる
仕組みになっていた。ある意味そこはユニークだった。

コーヒーは店の女性の店員さんが持ってきて、ミルクはいれますか?
と聞かれたような記憶がある。当時は小さなステンレス製のミルク・
ピッチャーが流行っていたが、ここではそれはなく入れてくれた。
砂糖は自分でいれるようだったと思う。当時はミルクと砂糖を入れて
飲んでいたから不思議にも思っていなかった。

2時間たつとたしか再オーダーしなくてはならず。でもLPだから
片方20分程度だったらかなり聞ける。CDだったらこうはいかない。
しかし今考えると、不思議な空間。
お金払ってしずかにJAZZを聴くという。日本独特な文化かもしれない。

何度か行った覚えはある。何がかかっていたかは思い出せない。
たぶんブルーノートとかの名盤、ヴォーカルものあとは新しいレーベルの
紹介で時間によってかけていたかもしれない。

音量は2階の吹き抜けから下に音は落ちるが、2階の音量が結構
大きかったと思う。鑑賞をうたっているので、聴かせることに、
重きを置いていた。2時間くらい聴いているとそれも十分な
感じになってきて席を立ったものだ。おかわりするだけの予算もない
ということもあったか。コーヒー1杯450円くらいだったと思う。

アンプはマランツ。スピーカーはJBL。当時のJAZZサウンドとしては
申し分ないかもしれない。自宅では出せないものだから、拝聴するしか
なかった。JAZZサウンドとはこのようなものと感じるしかなかった。

後年いろんなところで聴いていると、ベンチマークはどこかというと
この店ではなかったかと思う事はあったが、実際は感覚の問題で
違う店かもしれない。
90年代に閉店している。想い出の店は今はもうない。

ブラームスはお好き?

2018-06-22 11:23:50 | 音楽夜話(クラシック)
秋山和慶 中部フィル 
ブラームス/交響曲第一番 ハ短調 作品68
 中部フィルハーモニック・オーケストラ CP17061718

これからの時期、暑苦しかったりする。
ブラームスを通していけるようになったのは、そう
昔の事ではない。音符が多くてどこを聴いていいのか
整理が付かなかったことがある。何が言いたいのか
というところだった。しかしながら聴き込んでいくと
それも整理されて面白くなっていくから不思議だ。

安定した足取り、きちんとした音楽的な取り組みを
した上でそれらが形になっている。
秋山さんは常に上品で雑味がない。
信頼置かれていて、出したい音に近づける事に
集中しまとめていく。

この収録はセッション録音でなく、LIVE録り
1発だ。集中度も高かった。
小澤さんと同じ桐朋門下だったけれど、進み方は
違うもののきちんと人生歩まれている。音楽に
それがでている感じがする。

中部フィルハーモニックオーケストラ
愛知県小牧市を本拠地に活動するプロフェッショナル・
オーケストラ「中部フィルハーモニー交響楽団」による
自主レーベル。芸術監督・首席指揮者は秋山和慶氏。

NAXOSミュージックライブラリーより。

JAZZギターを演奏したい?

2018-06-22 10:47:06 | アコースティック・ギター・トリップ
guitar world hp
Want to Play Jazz Guitar? Start with These Five Songs
https://www.guitarworld.com/artists/jazz-guitar-corner-five-introductory-jazz-guitar-tunes

ネットのお気に入りに入れてるHPより拾う。
JAZZギターを弾きたくなったらこの曲を聴いてみよう。などと
甘い言葉に乗せられて聴いてみたが、弾けるものではない。
プロが時間かけて体得していったものだ、ギターレッスンもやってるよ
というHPのボタンを押してしまいそうになるが、英語なのでその先は
無理という事がわかっているので、聴くだけにしておく(笑)。

1ウエスモンゴメリー サマータイム
この演奏は初期のものかもしれない。あまり、オクターブ奏法も
使ってないようだし。

マイナー・ペンタトニック・スケールを使っているとあるが、
そのスケールを使うとこの様なソロがとれるのだなということらしいが、
見ると聞くとは大違いで、簡単にこのようなソロフレーズが出てくるわけではない。

1958年の録音。地味ながら、ウエスのスタイルはある程度出来ていると思われ
アルバムもリバーサイドに移る前の、パシフィック・レーベルのものだし、
しかしながら味のある演奏をしている。ウエスはウエス。オンリー・ワン。

2グラント・グリーン 処女航海

グラント・グリーンと言えばブルーノートレーベルのギタリスト。あと
ケニー・バレルとか録音しているが、あまりいないのではないか。
後期になると、コマーシャル的なビートルズとか録音してたりするものの、
ハービー・ハンコックのヒット作メイデンボヤージ(処女航海)を入れてしまう
という同じレーベルのよしみ、二匹目のドジョウ。
ここでは転調とドリアン・モードという言葉が出てくる。楽典はよくわからない
ので記すだけにとどめるが、ちょいと難しい感じがする。しかしながら音楽は
大海原に出ていく感じかなというのがあり、こういう手法を使うことだったのだな
ということがわかる。
このアルバムはライブ・アルバムだったりするが、JAZZ&FUNKを得意とする彼が、
ドリアン・モードと転調にチャレンジしているのだから大したものだと思う。
相手してるオルガンもイマイチ黒くなれずに消化不良みたいなところが聴きとれる。
いつもの土俵でないから。 彼を聴くなら「アイドル・モーメント」のような、
黒系がいいと思う。この処女航海は彼の別の一面を見た感じである意味
面白かったけれど。

3パット・メセニー  カンタロープ・アイランド 
ハービー・ハンコック・コピー2曲目。m7と7thの
使い方の参考例。ギタ―トリオだと、和音少ないし
難しさはあるかもしれない。別の面白さはあるけど。

ロイ・ヘインズのドラムはいつ聞いても上手いな。
ベースのデイブ・ホランドのソロもかっこいい。
クェッション&アンサーというアルバムをこのメンバーで
録音しているが、この曲はいれていないし、LIVEだと
また違う良さがある。

4テッド・グリーン  枯葉

major and minor ii-V-I chord 長調と短調の2-5-1コード。
このツー・ファイブというコード進行が肝だときいたことがある。
楽典に疎いので、JAZZの2-5って何だというところで
止まり切っている。枯葉は良くジャズギターなりピアノのコースでは
例題に使われるそうで、必ずといっていいほど通る道らしい。

Tommy speaks of Ted Green - Chord Chemistry and plays circle of fifths - awesome!.MOV
https://www.youtube.com/watch?v=vO2Pu3Dadkw
トミーエマニュエル氏が彼のコードワークについてコメントしている映像です。

テレキャスでJAZZやる人は、マイルス・デイヴィスのバンドで弾いてた
マイク・スターンぐらいしか知らなかった。このテッド・グリーンという
ひとはコードの錬金術師という異名があるようで、その手の方には
知られている方。私は初めて聴きました。

5パット・マルティーノ&ジョン・スコフィールド サニー

マルティーノとスコフィールドでは年齢差どれくらいなのだろう。
マルティーノの年齢からあの速弾きというかくりかえしは、
毎日のたゆまぬ練習の成果かもしれない。
オクターブ奏法でテーマのメロディーを奏でるところは定石だけれども、
スコフィールドのアドリブアイデアもなかなか聴かせる。セッションでの
演奏のバランスを聴きとってください。彼らのスタイルは違うと思うけど、
まとまっているところがまた即興演奏主体のJAZZの面白いところだと
思います。