房総のど真ん中。泊まりに行く。
これも、市原市にある「ぞうの国」の
カピバラに会いに行くため。
神奈川県から千葉県というと、京葉道路を使ったりして、
ぐるっと回る感じだったのが、海ほたるという画期的な
東京湾を渡るという発想から、東京湾アクアライン。
これは時間短縮、物流などの変化、経済効果なども
見込めたのではないかと思う。
当日は天気も良く、雲もなく青空。「海ほたる」は
混雑していたが、駐車場はなんとかあった。週末の午後
お茶しながら景色を見る。
有料を使い、市原「ぞうの国」。これだけたくさんの像を
見ることはなかなかない。ショーを見ることも珍しい。
ぞうの行進(居住地に向かう)を見るのもめずらしい。
カピバラは10月生まれの5匹。親?と一緒にいた。
小さく可愛い。園の奥の方にカピバラ・スペースがあり、
そこには3頭の成獣のカピバラがいた。
そこで日向ぼっこしていた。じっと動かない彼らを見て、
ごわごわした体毛を撫でながら、写真を撮らせていただいたりした。
そこである程度の癒しの時間を過ごし、今日の宿泊地に向かう。
養老渓谷温泉郷
http://www.yorokeikoku.com/
養老渓谷の「黒湯」ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉。
とろりと体にやわらかい泉質、肌はすべすべ、体は
”ぽかぽか”。
田舎の親戚の家に泊まりに行く感覚。
いまはこれで十分。雨風しのげて、暖かい美味しい食事、温まる温泉。
ご夫婦で切り盛りするのは大変だろう。体に気を付けてお暮しください。
翌朝は今年初めての霜が降りていた。車ががちがちで、霜解けしてから出発。
今日もいい天気。
午前中は酒屋なのに、パンを焼き、コーヒー豆を挽いて、販売しているという
・新風堂
ここの「プリンセス・ブレッド」が目玉商品。
この道50年というパン職人さんが焼いているという一品。
北海道産の小麦を使い、砂糖は使わず、蜂蜜を使う。製法は明かされていないが、
作り置きはせず、作ったその日に売り切れ御免で商売している。1本が2斤あり、
800円(+税)。この味を知ったら、さもありなん。
ほんのり甘く、パン自体ももっちりしている。「ほんのり甘く口当たりよく美味しい」。
パンを自分で作り、色々なパン屋さんのパンを食べてるなっつが自分が食べてきた
中でも美味しい品と言っていたから、まんざらでもないのだろう。
自宅から通える所に店はないので、一期一会なのかもしれないが、この店の名前は
覚えておこう。この店は本来は酒屋さんで、後年、コーヒー豆を販売したり
パンを売ったりして「食のセレクトショップ」として営業している。
「プリンセス・ブレッド」について。
https://peraichi.com/landing_pages/view/princessbread01
新風堂さんから、今日の目的地に向かう間に、小湊鉄道の駅舎に寄りたいという
なっつの希望に、ひとつの駅に向かった。小湊鉄道の「光風台駅」。他の駅は大正時代に
建てられたものもあるが、ここは昭和51年に開かれている。屋根がこのたびの台風被害で
飛んだりしていて、当時の凄さを物語っている。(里見~上総中野間で運行を見合わせ11/28現在)
言われてみたら、養老駅付近からの踏切などは、赤色灯がついてなかった。電車が走っている
ところもみられなかった。確かに光風台駅付近は、復旧していたが、すれ違いが出来る駅なので、
たまたま上り下りのすれ違いを見た。小湊鉄道の列車は、赤と肌色のツートン・カラーで、
それで思い出すのは、星野富弘氏の絵描いた小湊鉄道と菜の花畑だった。どのような作品集に
入っていたか思い出せないが、群馬在住の氏が取材旅行で、千葉の小湊鉄道に乗りに来たことが、
当時凄いと思った。その絵もほのぼのとした中にも、色彩豊かな氏の感性がきらめいていた。
・「サユリワールド」
「ぞうの国」からほど遠くないところに「サユリワールド」はある。
今日は、ここでカピバラと戯れよう・・・。と思ったが、他の動物も
結構放し飼いにされていて、ウサギ・鳥類・鹿・など、餌狙いが多く、
結構難儀した。最終的には、距離感の問題もあり、つかめたらある程度
うまくいったが、動物たちのサバイバル感はかなりある。
ここでカピウォッチングをしてある程度過ごしたところでお開き。またね。
さて今日は地元に戻る時間がある程度決められていたので、帰路につく準備。
圏央道に乗り木更津方面に向かう。
遅い昼。木更津アウトレットモールの反対側にある、
「木更津・キサラ」
http://www.kisarazukisara.com
に、「なめろう丼」を食べに行く。
海鮮ものからカレーまで有ったりするが、ぶれることなく「なめろう丼」を
セット・メニューでいただく。そうすると、小鉢が食べ放題となる。
美味しいからと言って食べ過ぎると、メインのなめろうが・・・。セットには
あさりの味噌汁がつくが、立派なアサリで、時期的には違うと思われるが、
美味しいアサリの出汁が出ているうえに、身も締まって美味しかった。
鯵のなめろう丼だったが、小葱と刻みのりが載っている。混ぜて食べるらしい。
「なめろう」の作り方も色々あるらしく、ごま油風味だった。白みそとスパイスも数種類
使われているようで、工夫もある。ご飯は赤酢で混ぜてある様だ。粒立ちのいいご飯では
なかったけれど、こういうものなのだろう。量は1.5人前位ある。小鉢を行きすぎると、
メインが立ちいかなくなる。気を付けよう。
何とかメインをやっつけて・・・。お腹十二分。ここのBGMはJAZZだった。スタンダードな
物だったけど、USENではないようだ。
帰りは海ほたるは寄らず、そのまま湾岸から保土ヶ谷バイパスを使って帰ってきた。
こちらについた時は、暗くなっていた。2日の走行合計約300Km。