MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ドミートリー・クリュコフ指揮バシコルトスタン共和国国立交響楽団演奏会 「惑星」

2023-02-12 12:42:01 | 音楽夜話(クラシック)
2・8


23:00- 19.00- YouTube_Национальный симфонический оркестр РБ
Концерт симфонической музыки. Холст, Лист, Дебюсси


1ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番 L.116
2同:月光
3リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125
ソリストアンコール:リスト:巡礼の年第2年「イタリア」S.161 より 「ペトラルカのソネット第104番」


4ホルスト:組曲「惑星」 op.32
オーケストラアンコール:スターウォーズ 王座の間とエンド・タイトル




ヴァディム・モナスティルスキー(ピアノ)
アルトゥール・ナジューリン (クラリネット)
ドミートリー・クリュコフ指揮バシコルトスタン共和国国立交響楽団
2023年2月8日 ウファ、国立コンサートホールから生中継


1は初めて聴くものだけれど、穏やかな曲だった。月光も続けて演奏された。
クラリネットで2曲。


3リストの協奏曲はほとんど聴いたことがなかった。2番は旋律も美しく、ロマンティックに流れていく。
こういう曲もリストは作っていたのかと感心しきり。


4ホルスト:組曲「惑星」 
バランスも良くアンサンブルも上手。いいオーケストラだと思う。バシコルトスタン共和国は娯楽も少なく、
劇場がおおいという。ということは歌劇場もそれなりにあるとすると、オケの出番も多いのではないかと思う。
その意味ではいいオケがあってもおかしくはない。特に、レコーディングはあるわけでもなく、素性がよくわからないけれど、
実力派のオケであることは聴いていてわかる。国立なのだから、中途半端な団体ではないだろうが、
隠れたところにすごいものがまだある。冥王星は女性合唱は入っていなかった。オケだけが段々音を小さくしていって
最後は聞こえなくなった。パイプ・オルガンが合唱の代わりをしていることもある。音がなくなってしばらくしてから拍手が起こる。
これはいい傾向。個人的には、最近にない「惑星」の名演のように思う。会場もブラヴォーで沸いていた。


違う指揮者・オーケストラで、ブラームスの交響曲を聴く。

2023-02-12 10:29:10 | 音楽夜話(クラシック)
違う指揮者・オーケストラで、ブラームスの交響曲を聴く。


好きな方はこういう聴き方をする時もあると思う。
放送を聴いていて、時折、プログラムがうまい具合に重なる
ことがある。メインプロだから、番組から抜いて聴いてみる。
今回は、ロシア指揮者・ロシアオケで1番。オランダの指揮者・
アジアのオケで2番4番、ドイツの指揮者北ヨーロッパのオケで3番
という取り合わせ。基本の楽譜から、どのようなブラームスが浮き出てくるのか。
集中的に聴くことは久しぶりだけれど、お国柄や色合いの違いが聴けて
面白かった。
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.67
アリム・シャフ指揮サフォノフ記念アカデミー交響楽団
2023年2月11日 キスロヴォツク、スクリャービン・ホールから生中継
ロシア生まれの40代の指揮者。楽団についてはサフォノフというロシアの音楽家
を記念して作られたものか。このコンサートは基本2管で、弦は10型で組まれていた。Cbは5人。
余りドラマ性は感じられないものの良く鳴る。ヨーロッパのオケのような濃密さはあまりなく、力技も
ありだったりする。ブラームスのロシア風解釈のような。ちょっとドイツ本国とは違う感じの演奏か。
お国柄が出て面白い。
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ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
準・メルクル指揮エストニア国立交響楽団
2023年2月10日 タリン、エストニア・コンサートホールから生中継


メルクル氏はドイツ系の指揮者でオペラ中心で、
オーケストラ曲も振るというタイプ。N響とも共演歴があり、わりと
なじみがある。ブラームスも手の内の感じがあり、オケもレベルが高そう。
滑らかに進んでいく。3楽章の短調のフレーズも哀感が感じられて、
表現の幅もある。聴きやすかった。
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ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
同:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮香港フィルハーモニー管弦楽団
2023年1月20日 香港、香港文化センター内コンサートホール


ズヴェーデンはアムステルダム生まれの61歳。2012年から香港フィルハーモニー管弦楽団の
音楽監督。2023/2024シーズンで任期満了。延長はなさそう。
最終シーズンに入るのだろう。定期のプログラムだと思うけれど、ブラームス2本。
時々、どこかで名前を聴く指揮者だった。手兵の香港フィル。
2番、スリムでソリッドな音を出してる感じがする。クリアな感じもする。
もっさりしたブラームスではない。
機敏な仕上がりというか、無駄がない。そういう表現もあるのだろうと思う。
即物的(事物そのものの本質を見きわめようとする態度)で現代的な
演奏なのかもしれない。終楽章は大いに盛り上げた。嫌いではないかも。
4番。
好きな曲だけに1番なじみがあるといえばそれまでなのだけれど、一番
違和感がないというか、ブラームスらしいというか。テンポももっさりしない。
かといって早い感じもない。ちょうどよい感じ。オケのバランスもいいように思う。
終楽章は哀愁感はそれほどでもなかったが、時々テンポを落としていたけれどパワーがあった。
楽団は集中して演奏していた。テンポ、バランス等思ったより作為的でなく自然な感じは
好感が持てた。 彼は2011年に全集を出していますが、古くならないタイプの演奏かもしれません。


ステン・ヘイノヤ(ピアノ)準・メルクル指揮エストニア国立交響楽団演奏会 ブラームス3番

2023-02-12 10:27:03 | 音楽夜話(クラシック)
2/11
02:00-04:00 19.00-21.00 KlassikaRaadio


J.シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 op.314
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ソリストアンコール:マート・サー 28の前奏曲集28-3
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
ステン・ヘイノヤ(ピアノ)準・メルクル指揮エストニア国立交響楽団
2023年2月10日 タリン、エストニア・コンサートホールから生中継


お正月は過ぎたけれど、シュトラウスでつかみはOK。
23番の協奏曲は良く聴いた。ステン・ヘイノヤというピアニストは検索に
かからなかったけど、男性ピアニストで流麗に曲を弾き切った。
アンコールは、母国の作曲家の作品。グーグル先生の検索にかかった。


メルクル氏はドイツ系の指揮者でオペラ中心で、
オーケストラ曲も振るというタイプ。N響とも共演歴があり、わりと
なじみがある。ブラームスも手の内の感じがあり、オケもレベルが高そう。
滑らかに進んでいく。3楽章の短調のフレーズも哀感が感じられて、
表現の幅もある。聴きやすかった。

ユーリー・シニャフスキー Yuri Sinyavsky(トロンボーン)アリム・シャフ指揮サフォノフ記念アカデミー交響楽団演奏会 ブラームス第一番

2023-02-12 10:09:41 | 音楽夜話(クラシック)


22:00- 16.00- YouTube_Государственная филармония им. В.И. Сафонова
Online concert orchestra Safonov soloist Yuri Sinyavsky conductor Alim Shakh 11.02.23


ラーション:トロンボーンと弦楽のための小協奏曲 op.45-7
グリーグ:組曲「ペール・ギュント」第1番 op.46
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.67
ユーリー・シニャフスキー Yuri Sinyavsky(トロンボーン)


アリム・シャフ指揮サフォノフ記念アカデミー交響楽団
2023年2月11日 キスロヴォツク、スクリャービン・ホールから生中継


1は現代曲。2はグリーグのペールギュント組曲第一番。中学の音楽鑑賞の時間に聴いたことが
始まりだった。朝から始まる印象的な曲もあり、ところどころ覚えていた。リスニングでは、グリーグは、ホルベアの
時代からとかきいているけれど、組曲は聴かなくなったな。
ロシア生まれの40代の指揮者。楽団についてはサフォノフというロシアの音楽家
を記念して作られたものか。このコンサートは基本2管で、弦は10型で組まれていた。Cbは5人。
余りドラマ性は感じられないものの良く鳴る。ヨーロッパのオケのような濃密さはあまりなく、力技も
ありだったりする。ブラームスのロシア風解釈のような。ちょっとドイツ本国とは違う感じの演奏か。
お国柄が出て面白い。

ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮香港フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス・チクルス2番4番

2023-02-12 10:06:06 | 音楽夜話(クラシック)
2・10


21:00-23:00 20.00-22.00 香港電台


ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
同:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮香港フィルハーモニー管弦楽団
2023年1月20日 香港、香港文化センター内コンサートホール


ズヴェーデンはアムステルダム生まれの61歳。2012年から香港フィルハーモニー管弦楽団の
音楽監督。2023/2024シーズンで任期満了。延長はなさそう。
最終シーズンに入るのだろう。定期のプログラムだと思うけれど、ブラームス2本。
時々、どこかで名前を聴く指揮者だった。手兵の香港フィル。
2番、スリムでソリッドな音を出してる感じがする。クリアな感じもする。
もっさりしたブラームスではない。
機敏な仕上がりというか、無駄がない。そういう表現もあるのだろうと思う。
即物的(事物そのものの本質を見きわめようとする態度)で現代的な
演奏なのかもしれない。終楽章は大いに盛り上げた。嫌いではないかも。
4番。
好きな曲だけに1番なじみがあるといえばそれまでなのだけれど、一番
違和感がないというか、ブラームスらしいというか。テンポももっさりしない。
かといって早い感じもない。ちょうどよい感じ。オケのバランスもいいように思う。
終楽章は哀愁感はそれほどでもなかったが、時々テンポを落としていたけれどパワーがあった。
楽団は集中して演奏していた。テンポ、バランス等思ったより作為的でなく自然な感じは
好感が持てた。 彼は2011年に全集を出していますが、古くならないタイプの演奏かもしれません。