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2/19 Carpenters Road~『Voice of the Heart』sideB/平松愛理&森俊之

2023-02-21 15:04:20 | 音楽夜話(音楽一般)
Carpenters Road~『Voice of the Heart』sideB/平松愛理&森俊之
リチャード、悲しみと愛おしさ、つらさをこえたとところに作品があった。


1. At The End Of A Song (ジ・エンド・オブ・ソング)/Carpenters
ベースとドラムしかトラックになかったのではないかと思われる曲。マリンバが使われている。あとからダビングされたのではないか。
リズムトラック(ベース・ドラム・ピアノ)を入れた後にダビングされたのではないか。ハープ・アルパート、マリアッチ・・・。そのあたりの
風景があり湿度を感じるとか。ふわっと優しさが香る。


2. Ordinary Fool / Carpenters
スタンダードかと思った。ポール・ウイリアムスのジャジーな感じの曲。エラやメル・トーメもカヴァしている。
チャック・デルモニコのウッド・ベースを使い、ジャジーに演出。バラードの歌い方に乗りを感じる。ロング・トーンに
グルーブが感じられる。ドラマーのカレンの資質が感じられノリが伝わる。出演者の深堀が深い。


3. Prime Time Love/ Carpenters


AORサウンド(フュージョン系)磨き上げて世に出した作品。フェンダー・ローズ・ピアノの良さがよく出ている。
おしゃれなサウンド。オズボーンのベース。シンコぺで、カレンのVoとぴったり合っているという技。
よくよく聞いてると、やはりこの方のベースはセンスあると感じる。昔からそうだったように、
リズムが弾み歌う。弾き方にもよるのだろうけど、チョッパー(それより前の時代の人)だけがベースでは
ないといういい見本だと思う。


4. Your Baby Doesn't Love You Anymore (ユア・ベイビー)/Carpenters
65年に世に出ている。80年に基本トラックができていた。棚上げの1曲。ブラコン、R&Bの影響ありか。
ソウルフル・バラード2番目のシングルカット。カーペンターズがまだ求められていることを証明した。
チャートインした時期が長かった。こういうタッチが受けた。70年代とは違うサウンド。
カレンの声が張って歌っているようなところがある。温度を感じる。


5. Look To Your Dreams (愛は永遠に) /Carpenters
こころ優しいエンディング。幕引きは兄が・・・。きっとコアなファンには涙亡くしては聴けない曲なのかもしれない。
永遠の歌姫。10代から聴いていたけれど、あの頃のスーパースターは背伸び感があったけれど、このアルバム
などは等身大の彼女がいる。無理がない。うまく言えないけれど、カレン自身がそこにいる。
歌に一生身をささげてしまったけれど、それはそれで彼女は納得していたのではないかとも思う。
稀有な才能を与えられ精一杯羽ばたいた彼女。感謝。



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