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ヨエル・レヴィ指揮KBS交響楽団 第803回定期公演より ホルスト「惑星」

2024-07-18 06:57:28 | 音楽夜話(クラシック)
6・29


17:00-19:00 韓国KBS 第803回定期公演


シュワントナー:世界の新しい朝「自由の夜明け」(韓国初演)
ホルスト:組曲「惑星」 op.32
サミュエル・ヨン(ナレーション)
ソウル・モテット合唱団
高陽市立合唱団
ヨエル・レヴィ指揮KBS交響楽団
2024年6月29日 ソウル、藝術の殿堂から生中継6・29


より「惑星」。
レヴィは97年にアトランタ響でアルバムを作っている。
70年代のメータ・ロスフィルの作りを思い出させるような作りとある。
テラーク・レーベルのデジタル録音が評価されている1枚。
それから随分時間は経つが、KBSでどのような展開を見せるか。
アメリカの楽団ではないので、スペクタクルさはそれほど大きくない、
メータを引き合いに出さない。スマートに作り上げている。
火星なども爆発するようなエネルギーはあえて与えず、ほどほどな
所で納めている。水星・金星などのアンサンブルも緻密に納め、
木星などの明るいところはうまく表に出してくる。KBSも
上手くそれにこたえている。
後半の土星は個人的には最近ある意味聴きどころなのだけれど、
上手く処理している感じがした。天王星・海王星と流れていき
最後のオーケストラの音が消え、女声コーラスが淡々と続く中
普通はフェイドアウト的にだんだんコーラスが消えていくように
終わっていくのだけれど、今回は少し長めにコーラスが続いた後
突然プツンとなくなり、無音の世界が現れるという世界になり
それが少し続いて終演拍手となる。この終わり方は多分初めて
だっだので意表を突いたが、こういう表現もあるのだなと認識を
新たにした。


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