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小曽根真(ピアノ) ダンカン・ウォード指揮ベルリン放送交響楽団小曽根真:ピアノ協奏曲「もがみ」他

2024-12-05 18:48:21 | 音楽夜話(クラシック)
1205


04:03-05:30 20.03-21.50 DeutschlandRadio


小曽根真:ピアノ協奏曲「もがみ」
バーンスタイン:ミュージカル「ウェストサイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス
小曽根真(ピアノ)
ダンカン・ウォード指揮ベルリン放送交響楽団
2024年11月15日 ベルリン、ベルリン放送大ホール

「Jazzik」:このモットーの下、ベルリン放送交響楽団は、
クラシック音楽とジャズの境界領域を探求する新しいコンサート
シリーズです。このシリーズによって小曽根氏の作品が紹介された。
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小曽根 真氏 


ジャズピアノだけでなく、ビックバンドも組織し、
ピアノ協奏曲まで書いていたとは、初めて知りました。
それも3曲も。
それの第一番目の作品が「もがみ」でした。
解説はこちら。
小曽根真、新作の“ピアノ協奏曲《SUMIDA》”を語る。
https://www.njp.or.jp/magazine/?p=1876
3番の協奏曲に触れてそれまでの2番1番が語られていた。
知らない間にボーダレスな空間に身を置いていた。
クラシック関係者やジャズ関係者からは、賛同の声ばかり
ではなかったようだけれど、結果オーライな感じの
曲に仕上がっている。
土地柄の感じとか、情景描写、ジャズを取り入れたところ、
クラシックのロマン派・印象派風な感じ、色々なものが
ミックスされて作品が構成されている。作曲部分では
やはり聴き手がいて成立するものがあるという感じで
作られており、クラシックの音型やジャズのエッセンスを
盛り込み、土地柄の雰囲気も醸し出し、聴きやすい、
リピートしたくなるような作品に仕上がっている。
この人の音楽性の高さは勉強の末もあるのだろうけれど、
結構努力家の様な感じもしている。センスの活かし方が
上手だと思わされる。最近はジャズとクラシックの2足の
草鞋を履くアーティストもいるけれど、皆が成功する
わけでもなく、選ばれた人が残っていくのだろうと思う。
そんな彼の1作目が聴けたことはラッキーだった。
放送響のレベルの高さが、改定版のオケのパートを
盛り上げ、彼自身のピアノも誠実に作品を作っていた。


2曲目のシンフォニックダンスは、もう定番曲になっている。
矢張りかれの作品はクラシックのジャンルのアーティストの中では
一抜けている。これを超える方はまだ出ていないと思われる。
面白かった。




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