村上春樹 「一人称単数」
手元に来た。
確か予約した日も忘れたけれど、
20人以上の待ちだったと思う。
図書館から電話連絡があり、
受け取りに行った。
ある意味ずいぶん時間がたっている。
「文學界」に掲載されたものをつづった短編集だった。
ある出来事をたどっていくと、不思議なことに当たり、
それでも状況はあらぬ方向に行くというようなふくらました
感じのストーリーが語られる。
ストレートに笑えるとかそういうたぐいの話ではない
ものが掲載されている。
主和音で解決するようなものでないもやもや感があったりする。
そういうのも、村上文学の持ち味なのかもしれない。
個人的には音楽の話があるものを中心に読んだ。
短編なので、それほどのストレスなく読み進めた。
チャーリーパーカーとボサノヴァ、ありそうでないのだけれど
怖いもの見たさで、そういう音源があるのなら聴いてみたい。
音楽好きの痒い所を掻く狙いがおもしろい。
60年代のビートルズのLPジャケットをもった少女。
主人公と高校の女子同級生をめぐる淡い感情交流の物語。
兄の存在と、その何年も後の彼女と兄と自分の再開。
それの物語。
シューマンの「カーニバル」が味になっている。
しかし現実のストーリーは、かさかさと乾燥気味の
シュールな感覚。
短編で味わう村上世界。好きな人は好きなんだろうな。
手元に来た。
確か予約した日も忘れたけれど、
20人以上の待ちだったと思う。
図書館から電話連絡があり、
受け取りに行った。
ある意味ずいぶん時間がたっている。
「文學界」に掲載されたものをつづった短編集だった。
ある出来事をたどっていくと、不思議なことに当たり、
それでも状況はあらぬ方向に行くというようなふくらました
感じのストーリーが語られる。
ストレートに笑えるとかそういうたぐいの話ではない
ものが掲載されている。
主和音で解決するようなものでないもやもや感があったりする。
そういうのも、村上文学の持ち味なのかもしれない。
個人的には音楽の話があるものを中心に読んだ。
短編なので、それほどのストレスなく読み進めた。
チャーリーパーカーとボサノヴァ、ありそうでないのだけれど
怖いもの見たさで、そういう音源があるのなら聴いてみたい。
音楽好きの痒い所を掻く狙いがおもしろい。
60年代のビートルズのLPジャケットをもった少女。
主人公と高校の女子同級生をめぐる淡い感情交流の物語。
兄の存在と、その何年も後の彼女と兄と自分の再開。
それの物語。
シューマンの「カーニバル」が味になっている。
しかし現実のストーリーは、かさかさと乾燥気味の
シュールな感覚。
短編で味わう村上世界。好きな人は好きなんだろうな。
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