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フランコ二ア夏 シオバン・スタッグ、ソプラノ・指揮:タルモ・ペルトコスキ・ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 田園

2023-09-01 13:39:45 | 音楽夜話(クラシック)
シオバン・スタッグ、ソプラノ・指揮:タルモ・ペルトコスキ・ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団


フェリックス・メンデルスゾーン (1809–1847)
序曲「フィンガルの洞窟」Op.26


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756–1791)
歌劇『フィガロの結婚』K.492よりスザンナのレチタティーヴォとアリア「とうとう嬉しい時が来た~恋人よここに」
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌劇『魔笛』K.620よりパミーナのアリア「ああ、私にはわかる、すべては消え」
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527よりツェルリーナのアリア「ぶってよ、マゼット」
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527よりドンナ・アンナのレチタティーヴォとアリア「言わないで下さい、あなた」


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770–1827)
交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」


オーケストラ・アンコール:モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲


より「田園」。


アンコールまで力の入った演奏。室内オケで評価を受けている団体。
パーヴォ・ヤルヴィが音楽監督で、ベートーヴェンに重きを置いて居た。
タルモ・ペルトコスキは田園をある意味ドライヴしていた。集中を切らさず、
多分、第4楽章「雷雨、嵐」をピークに作品を作っている感があり、そこまで
行く道程も、割合古楽的なすっきりはっきりしたようなアプローチをとっている。
かと言って淡泊という感じでもなく、楔を打っている。


木管を時折浮かび上がらせたりして、ホルンなどもアクセントを効かせて
出てくるところがあったり、バランスよくそういう小さな工夫もある。耳も
いいのだろうな。面白い。
この曲を最後まで飽きさせずに聴き通させる演奏は案外難しいと思う。
でもそれができる客演指揮者なのだから、年齢関係なく凄いのでしょう。


ペルトコスキはヘルシンキ生まれ2000年生まれの22歳。
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者。
音楽界指揮者界も変化しております。アンコールは別所でも取り上げているもの
頭の中に入っていて、楽団がどれだけ再現できるか。
なかなか面白い演奏でした。
年2023月8月6日録音
ドイツ ニュルンベルク 聖セバルドゥス教会



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