MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

サイモン・ラトル指揮 バイエルン放送交響楽団 マーラー:交響曲第6番イ短調

2024-09-07 20:57:45 | 音楽夜話(クラシック)
9/7


04:00-06:00 20.00-22.00 BBCRadio3 BBC Proms
Prom 62: Rattle conducts Mahler’s Sixth


マーラー:交響曲第6番イ短調
バイエルン放送交響楽団 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
指揮:サイモン・ラトル Sir Simon Rattle
2024-09-06 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールから生中継




ラトルはマーラーの方が聴いていてしっくりくる。ブルックナーは
なんとなく方向性が違うようなところがあると思うけれど、マーラーは
ピントが合っている感じがする。聴いててなんかうなずけるところがある。
切れのいい、マーラーだった。
今年来日してマーラーの7番を振るけれど、ソールド・アウトらしい。
チケットもかなりするらしいけれど、本場行って聴くことを考えると
旅費を考えると安いものと考えると、国内で聴くのもありかなと思う
ことも昔あった。



トーマス・ダウスゴー指揮 セナーユラン交響楽団 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 他

2024-09-07 19:17:17 | 音楽夜話(クラシック)
9/7


02:20-05:00 19.20-22.00 DR_P2


ランゴー(ダウスゴー編):弦楽四重奏曲第3番 BVN183「怒り Rabbia」
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 123
トーマス・ダウスゴー指揮セナーユラン交響楽団
2024年9月6日 リービ、リービ大聖堂から生中継


曲の入りが神秘的でよかった。会場の残響が長いのか、エコーが
効いていて、なにか神秘的な感じがする。1963年デンマーク生。
ダウスゴーの振りは、巨匠風のテンポ感がある。進むにつれて
ゆったり大きく構えている。音符を精いっぱい伸ばして演奏するような
感覚。時間を忘れ、非日常になってくる。この世のものとは思えない
音楽になってくる。
こういう8番も珍しい。あまり聞いたことがない。
終楽章は目覚めたようにテンポアップしているけれど、堂々たる作りは
変わらず息の長いフレーズを紡いで大団円。こういう巨匠風の8番も
久々聴いたけど、渾身の演奏という感じ。お疲れさまでした。
いい演奏でした。



サイモン・ラトル指揮 バイエルン放送交響楽団  ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」他

2024-09-07 17:38:32 | 音楽夜話(クラシック)
9.6
03:30-06:00 19.30-22.00 BBCRadio3 BBC Proms
Prom 61: Rattle conducts Bruckner’s Fourth


トーマス・アデス:帯水層 Aquifer ※英国初演
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
バイエルン放送交響楽団 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
指揮:サイモン・ラトル Sir Simon Rattle
2024-09-05 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールから生中継


ラトルとブルックナー。何か結びつかないものがある。
近現代の作品をドライヴしている方がある意味に合っているというか
何か違うんだよなという感覚になる。ベートーヴェンでもモーツァルトでも
なにか感覚的に個人的なものだけれど違う感じがして、聴いたあと、
なんか物足りない感じになる時がある。ブルックナーなどは、マニアでは
ないけれど、いろんな種の演奏を聴いたけれど、全てではないにしろ、
巨匠といわれる方の演奏は一家言ある。それと比べると、今どきの演奏は
違うんだよなという感覚に陥る。陥らないためにフラットな頭でいたい
と思う。ラトルとベルリンフィルのCDをこの演奏の後に聴き比べた。
もう一昔前以上の時代のものだ。気負っていたのか、自然体でない気が
した。評も割れていた。しかし、時間がたってその後、ロンドン響で
違う版を使って録音している。それは聴いてはいないものの、
今回のバイエルン放送響は手兵、ある程度の指示は入ると思われる。
以前の録音より、ある意味自由に彼の良きバランスで流れも作れ、作品を
仕上げている様だ。その意味ではベルリンフィルよりリラックスしていて
聴きやすい。ごつごつしていなくても4番の美しさを表現しているところ
だけでも無駄に年齢は重ねていないと思う。終演後、会場は沸いていた。
オケとの相性もこちらの方がいいのではないかと感じた。