MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ショパンのEm・・・

2018-12-25 18:30:39 | 音楽夜話(クラシック)
ショパンのEm・・・

24の前奏曲というショパンのピアノ曲集がある。
第4番「ホ短調」。この短調の作品が、他のジャンルの
アーティストがアレンジするとこんなタッチに仕上がります。
というような思わぬ発見がある。

Martha Argerich - Chopin Prelude - Op.28 No.4
<externalvideo src="YT:Tovh6JjaQ1A:D">
ショパンの楽譜からアーティストが起こして演奏する。
アルゲリッチの演奏はこの曲集の中では個人的に好きな部類になる。

Gerry Mulligan Sextet - Prelude in E Minor
<externalvideo src="YT:v3Jj3BgW-Ks:D">
このアレンジを聴いた時、いろんなジャズがあり
これもありなのだと思った。
なかなか渋い音使い。バルブ・トロンボーンという、
少数派な楽器も使われている。アンサンブル重視なジャズ・アレンジ。

Jimmy Page Prelude No 4 in E minor, Op 28
<externalvideo src="YT:HJYYCQAq-jM:D">

泣きのペイジ。始めサンタナかと思った(笑)。なかなか聞けないと思う
けれど、なぜ、彼はこの曲を選んだのかその理由を知りたくなった。

三者三様の表現。人の琴線に届く表現をしたくなるような素材なのかもしれない。
ショパンもなかなかやるな(笑)。


そのほか。ボサノヴァ風。
Judith Kay performs Chopin's Prelude in E Minor
<externalvideo src="YT:veQNKlTkGxI:D">

クリスマスケーキはいつからあるのか・・・。

2018-12-24 21:27:02 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
シルスマリア(平塚本店)
https://www.silsmaria.jp/
食べログ
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140407/14002307/

クリスマスにはケーキというのはいつからだろう。
自分の子供の頃には、親が買ってくれた。
キリスト教徒でもないのに、子供心にはケーキが
食べられるのは嬉しいけど・・・。というのはあった。
ものの情報によると、不二家のマーケティング戦略で広がった
という話もあります。うちの方には不二家はなかったので、
地元のパン屋さんが作ったホールケーキ(バタークリーム)を
食べていたような気がします。

クリスマスケーキが当たり前になって、バタークリームから、
フレッシュに変わっていき、豪華になり値段もそれなりになり
ブランドケーキは買いに行くのも大変。

うちの方のケーキ屋さんは県道のバス道にあり、交互通行なので、
この時期とハローウィンはケーキ屋さんのパーキングに出入り
する車で渋滞が起きるので、交通整理員が出ています。

今年は、たまたま平塚に出かけたついでに、老舗の洋菓子店で
ベルクという生パイを購入しました。
HPより。
「クリームとカスタード、カットしたマロンをふんわりと混ぜ、
サクサクのパイ生地の中に閉じ込めました。
生パイという名でも創業当時から人気の商品です」。

ここのパイはリーフパイもあるのですが、美味しいものです。
クリスマス。これ以外の贅沢はないのですが、ケーキとちょっと
違った今年のクリスマスを演出してくれます。

仲町台のJAZZCAFE

2018-12-24 10:13:23 | 音楽が流れる喫茶&BAR
自宅から車を走らせ、ジャズを聴きに行く。

「TOMMY'S BY THE PARK」。
http://seseragi-jazz.com/

オーナーが渡米中についたニックネームと、
店の近くに公園があるところからそのような
店名がついた。

入店するとスタン・ゲッツの「focus」が
鳴っていた。ひも付き(ウイズ・ストリングス)の
アルバム。私の中では、スタン・ゲッツって
今もって評価の定まらない人。
ボサノバのアルバムの方がよく聴いたりした。
途中からだから席について落ち着くまでには
アルバムは次の1枚に変えられていた。

ミッシェル・ペトルチアーニ(p)&エディー・ルイス(Org)
「デュオ・イン・パリス」。
鍵盤2台でのduo。音がぶつかるから、そうならないように
プロレスではないが、段取りがあるのかもしれない。
このときは足鍵盤、このときはソロ取るから、伴奏とべース
入れてね、みたいなやり取りがあるのかもしれない。
そういう丁々発止なアルバムだったりする。
ペトルチアーニは、ハンデがあり、こんなに指が回ったら
疲れるだろうにと思ったりするが、プロはやはり違うのだろう。
90年代よく聴いた。オルガンはダウン・トゥ・アース過ぎずに
ヨーロッパの人なのだろうか黒すぎない。というか、
セブンス使いすぎないオルガン。
個人的にはもの足りなかったりするが、致し方ない。

カウンターは4席ほど、テーブルは3ツあるが、
カウンターの後ろ、出入り口のドア近くにある。
ウナギの寝床の様な店内は、JBLのモニターが
奥に鎮座している。アンプはマッキントュシュだ。
青い計器ランプが上品。CDオンリーで聴かせる。
店内にはアンディー・ウォーホルのブルーノートの
ジャケットとか、LPジャケットが飾ってある。

カウンターの右端に座っていた。左端には30代とおぼしき
女性が座っていた。この時間に一人でジャズを
聴きに来ている。きっと好きなのかもしれない。
彼女はオーナーからCDのインナーを渡されて
一応中身を読んでから、私に渡してくるのだった。
ふつう、jazz喫茶ではそのようなルールはなかった。
ここのローカル・ルールなのか、今日だからたまたま
そうだったかわからないが、簡単に会釈して
インナーを読む。

雨が降り出した。CDは「アニタ・オディ」に変わる。女性ジャズ・ヴォーカリスト。
確か1枚アルバム持ってた気がした。「シングス・ウイナーズ」だったか。
初めて聴いたのは、ニューポート・ジャズ・フェス(真夏の夜のジャズ)
だったと思う。今日の1枚は「ディス・イズ・アニタ」。これもVERVEだ。
インナーを読む。55年録音。

「バークリー・スクエアのナイチンゲール」が印象的。
数曲流れて左端の彼女は席を立って、オーナーに
短く挨拶して帰っていった。地元の人なのだろうか。
曲が終わってから席を立ったから、きっと慣れている
リスナーなのではないかと思った。スマートな
立ち居振る舞い。なかなかやるな~。さて、これからは
オーナーとサシだ。

アルバムの録音にもよるが、マッキンとJBLは、ストリングが
金物っぽくて、エイジングが進めばききやすくなるのかどうか。
ホーンやピアノの表現はなかなかなものがあるから、
盤を選ぶかもしれない。慣らしはじめなので、まだまだ
音は変わり作られていくのだろうな。

1時間過ぎたので、コーヒをおかわりすることにした。
豆も水も吟味されている。なかなかおいしい1品だった。
オーナーはJBLを背にしてお客さんを見ながら、
出入り口ドアをみながら、音を聴いている。
なかなか珍しいスタイルかも。

今日の最後の1枚になるか・・・。

The Ben Webster Quintet - Soulville (Verve) 1957
<externalvideo src="YT:valDuyzY-V4:D">
Ray Brown bass
Herb Ellis guitar
Stan Levey drums
Oscar Peterson piano
Ben Webster tenor saxophone, piano

1曲目のリラックスした、ソウルヴィル。
これを聴いたら、もう、ヤラレタ気分。
サム・テイラーより上品だけれど、こういう
ホンカーは大好きだったりする。
Verveはこういう上質なエンタメを作るのが
旨いレーベルだった。わかりやすい。これにつきる。
眉間にしわ寄せて教条主義的に聴くジャズではない。

このCD1枚通してかけてくれてそれ聴いて今日は閉店。
18時に終わる。ハーブ・エリスのギターの音が時々つぶれる
どうしたJBL。他のとこで聴いたものもつぶれてたから、
きっとマスター・テープの問題かもしれない。

オーナーに「堪能しました」とお礼をいうと、
どこから来ましたか?とお名前は?と聞かれた。
ふつうはお名前まで店で聞かれることはない。
地元民でないので、足しげく通う事はできないけど、
でもまた来ることを伝えた。

選曲はオーナーが。リクエスト・ノートはない。
ナウ・プレイングの表示はあり、ジャケットの掲示はある。
飲み物のみ。隣のパン屋さんで購入したものはこの店で
イート・インできる特典がある。

十勝豚丼 「なまらうまいっしょ」

2018-12-24 10:03:06 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
クレイジー・ケンバンドの小野瀬雅生氏の食ブログが膨大で、
たまたま車内でラジオ聴いてたらゲストトークしていて、
このブログの事が話題になり、家に帰って覗いてみたら。
この方県内だけでなく全世界的に色々なもの食べていらして
自分で食べて美味しいものをUPしている。
たまたま県内市内で書かれているものがあったので、
記録。

なまら (北海道の方言) たいそう。非常に。
大泉 洋さんが時折つかいますな。

十勝豚丼 「なまらうまいっしょ」
http://www.namara-umaissyo.com/

世界の崖で天丼を食らうの逆襲(小野瀬雅生)
https://ameblo.jp/onose-masao/

2013/2/9にここの特上国産本ロース味噌汁セット
サイズ並 もみキャべツ追加。
この方食はいい方なので、大盛とか大丈夫なのですが、
所によりフツー頼んだりします。「ウマウマウ―」と赤字で
ある時は美味しかった模様。今回は・・・、赤字で「こりゃウマい!」と
ある。ウマウマウーよりうまいのかどうかわからないけど、
うまかったのはわかります。

私も以前入ったことあります。焼いてるときに無駄な油は
落ちるので、その点くどくないし、たれも美味しいものです。
味変することも出来るので、量が多くても食べられると思います。
私はハーフくらいで充分なのですが、昼時、リーマンさんが、
並んでるのを見ると、力つけて午後の仕事に臨むんだな。
「24時間戦えますか?」というCMが昔あったけれど、
上手いもの食べて次に備えるのはいいことかな。

ミュージシャンも体力勝負なところあるかな。

あり日のムュシュ

2018-12-23 11:18:55 | 音楽が流れる喫茶&BAR
あり日のムュシュ

昨年12月29日に閉店して、数カ月後には更地になって
しまった。オーナーたちはどこへ・・・。


夕方店に行った。客はいなくて、マスターは
ゆっくり作業していた。

お冷がでて、あいさつがわりに「今日は休み?」と、
きいてくる。返事を返してお冷を一口。

「最近、店でもレコード回すことがあるんですよ」と
3点式の一体型の古そうなステレオから、「コンチェルト」
ジム・ホールが流れた。片面1~2曲だったかな。
ロドリーゴのアランフェス協奏曲の第二楽章。
短調の所をアレンジで演奏し、出したアルバム。
CTIの売れ筋盤だった。ボリュームを上げると、
スクラッチノイズが聞こえる。人間的でいいかも。
CDかけてる山水とは別物のプレイヤーだから
音は負けるが、昭和の面影がある。
このアランフェスのジムホールもいいが、
サックスとトランペットもいい味出しているのだ。

チェットベイカー(一時期はマイルスよりも人気があった)
のマイナー・フレーズはわびさびが感じられて好きだ。
ポール・デスモンドは、デイブ・ブルーベックのテイク・ファイブ
で、有名なテーマとアドリブを吹いている。軽い感じで
曲を飾るが、アランフェスを決して重く聴かせない
プレーヤーたち。ロンカーター(b)ローランド・ハナ(p)
スティーブ・ガッド(ds)。

アルバム自体、コマーシャルに流れすぎない作りなので、
聴きあきないのが、ポイントなのかもしれない。
ジムホールのアプローチだって、確かにロドリーゴの
旋律追いかけているだけではないし、アドリブにも深み
がある。ドン・セベスキーの編曲はどこまで筆を入れたのか
わからないが、名盤の香り高い一枚だと思う。
ジャケットの石像はどこの物なのだろう。アジアか南米か
それとも・・・。一時期ファンの間で話題になったらしいが
真相は闇の中?らしい。

これのジム・ホール抜きのアルバムも好きで
一時期よく聴いた。これはチェット・ベイカー(tp)が
リーダーなのか、邦題「枯葉」というタイトルがついていた。
このアルバムタイトルの「枯葉」を、金沢の「もっきりや」という
LIVEもやる(JAZZ?)喫茶店で寒い時期金沢に旅行に行ったとき
初めて聴いた。アルバムタイトルは「シー・ワズ・グッド・トゥー・ミー」
という。これもずいぶんわからなくて探した。トランペットで
枯葉やってる人なんてかなりいたので・・・。
探し当てたときは、金沢の「もっきりや」が瞼に浮かんだものだった。

これを聴いてから、マスターはCDに変えた。
ピアノトリオ特集か?。
ハロルド・メイバーン(p)トリオで、
Venusレコードより出ていた現在廃盤の
「恋に恋して」
スイング感あふれるピアノで、聴き飽きない。
メイバーンて、もう70代になるピアニストだと
言う事を知った。かなり前から活動しているのだな。

スティーリーダンのドゥ・イット・アゲイン、
いつか王子様がとか、サマー・タイムとか、
知ってる曲もいくつかあり、フル・サイズで
再生してもらった。出来ればLP時代みたく
半分くらいでかけ替えてくれれば、2倍楽しめるのに。
聴く時間はかぎられているから余計にそう思う。
なかなかセンスいい盤選択。

次は、ケニー・ドリューときたもんだ。
ヨーロッパに転身してから、良くなった人。
「ピアノ・ナイト」という。

「イン・ユア・オウン・スゥート・ウェイ」
デイブ・ブルーベックのオリジナル。
から始まる。軽快なピアノ。
ドリューはある意味小難しいフレーズを
叩かないのでききやすくもある。上品に
聞こえたり、色々な引き出しのあるひとなのでは
ないかと思ったりする。
「春の如く」まではわかったが、それ以降
曲のタイトルがわからない。
92年の5月亡くなる1年前のスイスでのLIVE収録。
音がきれい。端正で聴きやすいところは生涯の財産。

今日の最後は、ジム・ホールの「サブ・セクエントリー」。
90年代に録音された1品。
ジムのPlayはどちらかというと聞き取りは簡単ではない。
フレーズが入り組んでいたりして、音楽的というよりは
音響的に聞こえることがある。音の流れがいつも聴いている
音楽とは違うという感じがする時が多い。独特な音の使いかた
をしているので、ケニー・バレルやウエス・モンゴメリーを
聴くようにはいかない。耳になじむまで時間かかったりする。
久々にそのようなアルバム。しかしながら、付き合ってる
サックスとか、ハーモニカ(シールマンス)に助けられて、
そこは聴きやすいJAZZになっている。
今日はオーナーと新宿渋谷あたりの往年のJAZZ喫茶について
教えてもらった。下北沢の「マサコ」のマッチをもっていた。
流石先輩ファンである。私は昔のお店の時に行ったことはあるが、
マッチはもらいそこなった。タバコ吸わないし(笑)。
なかなかゆるい店で居心地は良かった。CDの仕入れのたのしい
苦労話も聞いた。ここまでで2時間以上いたので、
今日はアイスコーヒーとナポリタンでおなかを満たして
(量が思ったより多かった)退席した。


ここまでの時間私一人だった。お店大丈夫か・・・。

閉店しています。