MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ラドゥ・ルプー(ルーマニア)堕つ。

2022-05-21 05:29:23 | 音楽夜話(クラシック)


ラドゥ・ルプー(ルーマニア)堕つ。


1945生まれ 2019引退 2022年4月17没 76歳


図書館に置いてある音楽雑誌で知った。つい最近のこと。




ラドゥ・ルプーによる演奏。1972年6月の録音です。ルプーのデビュー盤
ベートーヴェンの「月光」。雰囲気のある演奏。かといってしつこくない。
情感が浮かぶよう。ロマンティックと言えなくもない。
過剰にならないところが彼の持ち分なのだろうと思う。
抒情的ではあるけれど、うまく表出しており、いい演奏だと思う。


シューマン・ピアノ協奏曲  ロンドン交響楽団 アンドレ・プレヴィン指揮  1973


歌う旋律バランスよいピアノ。引き込まれる。個人的には好きなアプローチ。音楽が聞き取れる
テンポ設定。ピアノコントロールも多分完璧だろう。美しさと繊細さが同居しているピア二スト。


4つの即興曲 Op. 90, D. 899  (1982)
シューベルトを得意としているのか録音もある。ピアノのコントールも巧みで、情感もある。
歌心も聴かれ、完成度は高いと思う。




シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、第21番(ルプー 1991)


13番を聴いた。シューベルトの歌心をつかんで演奏しているような感じがする。
雰囲気のある演奏だけれど、押し付けるところがない。何も足さないなにも引かない
みたいなところがある。リパティーを思いだす。


ものすごい逸材だったのですね。現役時代も見聞きしてたはずなのだけれど、音源に
あたることはありませんでした。 そういうこともあるのですね。
                             合掌。


JAZZ SONG BOOK 五味太郎 その2

2022-05-20 10:52:01 | 音楽夜話(ジャズ)
JAZZ SONG BOOK 五味太郎 その2




「酒とバラの日々」




昔映画(TV放映)で見た。
甘美な曲とは違い、
たしか、アル中夫婦の
落ちていく先の話だった。
映画見なければよかったと当時思った。


ワインとバラの花に飾られた日々 
笑い転げて逃げまわって


遊んでいる子どもみたいに 
閉じかけた扉にむかって


草原をかけぬける
扉はもう二度と開かない 


酒とバラの日々 五味太郎 訳


内容とは別に、ヘンリー・マンシーニの曲は
甘美で、スタンダード・ナンバーになっている。
JAZZを聴き始めたころ、この曲を「ウイ・ゲット・リクエスト」
(プリーズ・リクエスト)と言えば、当時の優秀録音盤で
オーディオ・チェックにも使われていたヴァーブのあの盤。
オスカー・ピーターソン・トリオの演奏の物を聴いて今でいう
はまった。レイ・ブラウンのベースがかっこよかったのを
よく覚えている。


『Oscar Peterson:We Get Requests』
https://www.youtube.com/watch?v=SjJzM3Mp9fs


酒とバラの日々 アンディー・ウイリアムス
https://www.youtube.com/watch?v=oxzjE-fVUJE








「朝日のようにさわやかに」


ふんわりと
そう、朝の光のように
恋のきらめきは 忍び込んできて
新しい一日の始まり
おぉ 上る太陽とともに燃え上がり
熱い口づけで誓い合い
でも結局は裏切られる


「朝日のようにさわやかに」 五味太郎 訳


この曲もJAZZを聴き始めたころ、MJQか
ソニー・クラーク・トリオ(BN)だったと思う。


原題は
「ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ」の
和訳が「朝日のようにさわやかに」だから、惹かれるよね。
思わず詩的なタイトルにレコード買ってしまったり、エアチェック
したりした時代だ。


MJQはピアノとVIBだけれど、よくぶつからずに演奏できるものだとおもった。
分業化が進んでいるのか、室内楽JAZZとも言われたりして、クラシックの
室内楽を思わせる。
ブルージーなフレーズを繰り出す、ミルト・ジャクソンにクラシックっぽい
フレーズで返すジョン・ルイスの当意即妙な反応が面白かった。


ソニー・クラークのピアノはブルー・ノートっぽい録音が似合う。太く
ごつごつとした感じがいい。
ジャケットもキーボードをイラスト化したもので、しゃれている。
CDになって小さくなったので、その意味では30cm四方の芸術が成り立ちにくくなった。


この2作の五味さんのイラストは抽象的なもので表現されている。


朝日のようにさわやかに MJQ
https://www.youtube.com/watch?v=z1aNOk65jME


朝日のようにさわやかに ソニー・クラーク・トリオ
https://www.youtube.com/watch?v=j7Ajbb9zDHU















5月19日生まれのジャズマン セシル・マクビー

2022-05-20 04:36:36 | 音楽夜話(ジャズ)
5月19日生まれのジャズマン


Cecil McBee (Bass) in 1935.  87歳おめでとう。




時々アルバムのパーソネルでお名前を見かけた。
特に演奏に耳をそばだてたことはないけれど、
お名前は存じていた。サイドマンとしてのアルバム参加数は
多く、2006年ころまでリリースされているものがある。
その後は教壇などにも立っているが、現在もされているか
までは追えなかった。コンテンポラリーなベース。
ストラタイーストレーベルにもその名はある。
フリー系か。


同名のブティックがある。その名称で訴訟を
起こしたが、負けているという。名前を勝手に
使われたというのがそもそもなのか別の理由なのかは
わからないけど、難儀なことですね。
そのブティックも日本から撤退の噂がある。


Cecil McBee – Alternate Spaces (Full Album)1979
https://www.youtube.com/watch?v=KSltpsnKAtE







あさくま (ハンバーグ・ステーキレストラン)

2022-05-19 21:34:12 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
あさくま (ハンバーグ・ステーキレストラン)




ここの売りは、ハンバーグやステーキを主にオーダーするともれなく
サラダ・バーがついてくるもので、それに関しては食べ放題というか
お代わり自由にビュッフェ方式になっている。
自慢のコーンスープと牛すじのカレーも存分味わうことができる。


(お肉関係の店に来て、サラダ・バーのみのオーダーもOKという太っ腹。
カレー・メインで行くこともできる)。


先に、サラダ・バーを堪能しすぎると、肝心のメインが来た時に
食べきれなかったりする。コツは食べ始めても、メインを食べきれる
様な食べ方をすることだ。


ここも確かUSENだったと思うが、チェック!
美食空向けJAZZ。


この時間帯は、「ガール・トーク」が流れていた。
オス・ピーのものではないと思うけれど、検索してみる。
毎日曲目が変わるのだろうか。見当たらない。しかしながら
他の曲もあるのだから、あってもよさそうだが・・・。
BGMとしては好きなチャンネルだからいいとするか。


ハンバーグを美味しくいただき、牛筋カレーももう少し食べたい
腹八分目でやり過ごし、ある意味満足した外食でした。


あさくまはチェーン店ですがあまり拡大はしていません。
大本は中部(名古屋)あたりの店です。

ディッタ・ローマン(チェロ)小林研一郎指揮ハンガリー放送交響楽団

2022-05-19 12:46:58 | 音楽夜話(クラシック)




5月18日


02:35-04:05 19.35-21.05 BartokRadio




チャイコフスキー: ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 op.33
アンコール:曲目不詳(アンダンテカンタービレ?) チェロ+歌。このやり取りは初めて聴いた。
チェロを伴奏風に弾き、歌ってしまう。このチェリストは女性であった。
会場も沸いた。


同: 交響曲第5番 ホ短調 op.64   




ディッタ・ローマン(チェロ)
小林研一郎指揮ハンガリー放送交響楽団
2022年5月17日 ブダペスト、リスト音楽院大ホールから生中継








炎のコバケンとはよく言ったもので、この方は小澤征爾はガスの
カロリーの高さだとしたら、大きな焚火のカロリーの高さ。


ハンガリー国立のシェフを数年務めた経験もあり、ハンガリーとは
懇意の中。今回は放送響との共演。




ロココ風は若いころ、エア・チェックしてカセットに録音した中の
1曲として聴いていた記憶がある。


フルニエの演奏だったか・・・。なんだか久々に拝聴する。
コバケンの指揮振りはどうかな。


チャイコフスキーはメロディーメーカーだな。
聴きぼれするような旋律のオンパレードだったりする。
この曲もそうだったことを思い出す。
コバケンはソリストに寄り添い、作品を作っていく。
ソリストも頑張っている。割合熱っぽい演奏を展開した。
コバケン効果か。


5番は多分十八番の1曲なのではないか。暗譜でも振れるのではないだろうか。
カロリー高い5番だった。 気合アリ、爆演とは言わないまでも
オケをかなりドライブして乗った演奏を展開していたと思う。
第二の祖国。ハンガリー強し。