もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

夜の森から帰りました~ジブリの絵職人 男鹿和雄展

2008-09-05 22:34:08 | アート
先週の日曜日に一度出かけたら、
ものすごーい人出だったので、
夜間開館中の金曜日に、
くたびれた身体をひきずりつつ。

結構混んでましたよ。

芸術の森美術館は本当に森の中で、
植物への影響も考えてだと思うけれど、
煌煌とした灯りはなく、
深く黒々とした木々の向こうに美術館。
そう。
夜の森は怖いものでしたね、そういえば。
トトロでなくても、なにかはいるよ。

男鹿和雄さんの作品は、
ジブリの前のものも
『ええっ!これを』というものが沢山。
個人的には”幻魔大戦”と”ガンバの冒険”にニヤリ。

森や里山や畑や空など
ジブリ好きだから見覚えがあるということではなく、
風にあおられる稲穂などが生き生きと迫る。
アニメの背景にこれだけの画力と生命力。
もちろん子供に向けてあるものだが、
大人も真剣に見ましょうや。

緑とひと言で言っても、
トトロの森の優しさと、
飼いならせないもののけの住む森。
紅花の咲く畑。
イングリッシュガーデンにも似た異国の庭。
すべて違うことを改めて感じる。

途中にこっそりトトロがいます。ふふふ。

図録を買おうと思っていたのに、
いつも思うけど、本当に印刷だと色味が違ってしまうんだよね。
小さくなっているぐらいは我慢するけど、
色が違うと、やっぱ、ねぇ。

作品の点数も多くて、
なんだかお腹一杯の時のような満足感でした。

夜の美術館てステキだわよ。
近美のフジタもそうでしたが。
それと、
こんなにステキな芸術のスポットを持っていることを、
誇りに思わなくちゃ、札幌市民。
キレイなものを見ることはココロの糧だから。
コメント
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