20数年前に脳出血で倒れて
後遺症はあれども自分の身の周りはできる状態まで回復してから
少しずつ少しずつ加齢も含めて
運動機能が落ち、認知症が進み
自宅ではケアができなくなって介護施設にいた。
特定の病気ではないけれど、
発熱と心臓の機能低下で病院に搬送された。
92歳だから、老衰だね
と叔母が複雑な顔をして言っていた。
本人は、
数日間つけられていた酸素マスクも心電計もはずされて
遠くなった耳で何かを聞き、濁った瞳で私たちを見て
誰ともわからぬ様子なのに
うれしそうに笑顔になっていた。
急遽、行って良かったな。
危篤になってから駆けつけても
あの笑顔は見られなかったろう
記憶が上書きされて良かった。
調子が良くなれば
食事はとれそうなので
100歳まで生きて表彰されちゃえ!
そう笑って声をかけてきた。
人生が楽しかったか辛かったか
もう関係ないんだろうな。
大正生まれの底力を味わうこととしましょう。
後遺症はあれども自分の身の周りはできる状態まで回復してから
少しずつ少しずつ加齢も含めて
運動機能が落ち、認知症が進み
自宅ではケアができなくなって介護施設にいた。
特定の病気ではないけれど、
発熱と心臓の機能低下で病院に搬送された。
92歳だから、老衰だね
と叔母が複雑な顔をして言っていた。
本人は、
数日間つけられていた酸素マスクも心電計もはずされて
遠くなった耳で何かを聞き、濁った瞳で私たちを見て
誰ともわからぬ様子なのに
うれしそうに笑顔になっていた。
急遽、行って良かったな。
危篤になってから駆けつけても
あの笑顔は見られなかったろう
記憶が上書きされて良かった。
調子が良くなれば
食事はとれそうなので
100歳まで生きて表彰されちゃえ!
そう笑って声をかけてきた。
人生が楽しかったか辛かったか
もう関係ないんだろうな。
大正生まれの底力を味わうこととしましょう。