もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「あん」

2015-06-22 21:06:25 | 映画
2015.6.19

実は河監督作品は苦手。
「萌の朱雀」が好きだったので次に観た「沙羅双樹」
監督の女性性にぐいぐい押されて
それ以来観ていなかった。

しかし、
永瀬正敏と樹木希林に市原悦子ときて
ストーリーを知ると観たくなった。


桜の下、小さなどら焼屋。
だるそうにどら焼きを焼いている千太郎。
女子中学生のたまり場となっていることにも
特に思うこともないようだ。
いつもひとりのワカナだけは、少し違う接し方。

ある日、
時給は安くてかまわないので、アルバイトをさせてくれ
ひとりの老女が現れる。
手が不自由だが『あん』は50年作ってきたという徳江。
面倒を避けるように断っていた千太郎が
徳江の持ってきた『あん』を口にして
働いてくれるように頼む。

出来合いを使っていた千太郎からしてみると
べらぼうに時間をかけて
丁寧に丁寧に小豆と接して『あん』を炊く徳江。

その『あん』の味が評判になり、
開店前から客が並ぶように。
忙しいことが千太郎の表情や動きに活気を生み出していく。
徳江も働くことがうれしくて仕方ないようだ。

だが、
徳江の不自由な手、その原因が大きく影をさしてゆく。



永瀬くん、と、つい呼んでしまうが
疲れた中年男に何の違和感もない。
もうベテランですね。

樹木希林は、くせ者ではなく
花を風を空を見上げて微かにほほ笑むさまが徳江そのもの。

浅田美代子が演じたオーナーは
嫌な人間というよりは
ある部分、正直な人だと思う。



隔離され、差別され、人として生きることの多くを奪われながら
生きてきた人たちがいる。
無知が生む差別。

声高に告発するわけではなく
道を外れそうになりながら生きる千太郎
母親に愛情をかけてもらえないワカナ
徳江と同じ場所で生きてきた佳子
マイノリティとして生きるすべての人に少しだけ意識を向けていければ・・・


感想が難しい映画ですが
ラスト
新しい制服姿で歩くワカナ
清々しい表情で桜の下どら焼きを売る千太郎の姿
『どら焼き10個下さい』子供の声だけが聞こえる。
いいものを観た気分に満たされました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひさしぶりにキャンドルナイト

2015-06-22 20:44:20 | Weblog
今日は夏至だから。
曇ってたけどね。

お部屋がパニックなので
キャンドルは灯さずに
ラジオの明かりだけでぼんやりしてみました。

キャンドルは五つ六つあるのだが
灯して安全な場所今は(いちお限定・笑)お風呂だけ
そういえば
去年
手作りキャンドルをお店で作ったのを
今、思い出しました。
どこにやったっけ?

 
ああ、先週の今頃は総武線の車内でした。
一週間あれば色々なことがあるものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまさら朝カレーを探す

2015-06-22 00:05:51 | Weblog
長年のお客様はご存知と思いますが
北国なのに夏は常時30度の熱帯部屋に住まうワタクシ
田中将大くんがいつだかCMやっていた
朝カレーって
火を使わなくていいんじゃないか!
最近ひらめきまして
スーパーで探しておりますが
売って無いのね、なんでだか。

ハウスのHPにはのってんですけど
ネット通販には手を出さない主義なので
(仕組みの解らないものはコワイ昭和生まれ)
どうやって手に入れようか思案中。
FAXの注文は怖くないんだけどなー。
もう少し調べてみよう。
しかし、味はどうなのか
そこも大事だな。

暖かいお茶を一年中飲むので
お湯を沸かすと益々熱帯化するのが悩みでしたが
保温ポットはあるので
電気ケトル買えばいいのか。
そう気づき物色中。
湯気が少ないのとかあるのね、今って。

電子レンジは本当に置く場所がないので
購入予定ないんだな。

すでに簾大活躍中。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする