2016.1.28 キノにてレイトショー
原発が次々と爆発して
放射能汚染によって住めなくなってしまった日本。
世界で受け入れを表明してくれた国に難民として出ていくためには
国からの発表される順番を待たなければならない。
街はずれでアンドロイドと暮らしているターニャは
外国人(難民)の自分に避難の順序は回っては来ないとあきらめているようだった。
子供の頃から身体が弱かったターニャに父が与えてくれたレオナは
型が古くて修理が出来ないため、移動は電動車椅子を使っている。
避難で閉める店が多くて、隣町まで買い物に行って来たことを淡々と話すレオナ。
母国語ではない日本語を話すターニャも、淡々としている。
避難できる人数が限られていることにより
飛び交う噂。
”犯罪歴があるものは番号を与えられない”
”金持ちから先に逃げる権利を与えられている”
犯罪歴のあった友人は発作的に自死してしまう。
恋人に南アフリカからの難民であることを打ち明けたら
家族を含め国籍で悩んでいた彼はターニャから遠ざかり、
知らぬ間に家族と避難をして行った。
レオナと二人きりになったターニャは
彼女が朗読してくれる詩を聴きながら遠くを見ていた。
日本人は~どれだけ山河を超えれば「さびしさ」が無くなるのだろう と詠い
ある国では~山の空遠くに「幸い」が住んでいるという
レオナが暗唱した詩から何かの違いを感じるターニャ。
大きな窓の向こうに寒々と広がるススキの海。
その窓辺のソファで時が変えてゆくターニャの姿を見続けるレオナ。
南アフリカであったアパルトヘイトから
現在の難民、移民、棄民について。
原発の爆発。
人間とアンドロイド。
生きているということ。
滅びる肉体。
声高なものはなにひとつ無く静かに進むストーリーなのに
足元に冷たい水がひたひたと寄せてきて
小さな満ち引きに身体を引っ張られるような感覚がした。
レオナが外で充電していたのが可愛いです。
新井君はカッコイイです。
原発が次々と爆発して
放射能汚染によって住めなくなってしまった日本。
世界で受け入れを表明してくれた国に難民として出ていくためには
国からの発表される順番を待たなければならない。
街はずれでアンドロイドと暮らしているターニャは
外国人(難民)の自分に避難の順序は回っては来ないとあきらめているようだった。
子供の頃から身体が弱かったターニャに父が与えてくれたレオナは
型が古くて修理が出来ないため、移動は電動車椅子を使っている。
避難で閉める店が多くて、隣町まで買い物に行って来たことを淡々と話すレオナ。
母国語ではない日本語を話すターニャも、淡々としている。
避難できる人数が限られていることにより
飛び交う噂。
”犯罪歴があるものは番号を与えられない”
”金持ちから先に逃げる権利を与えられている”
犯罪歴のあった友人は発作的に自死してしまう。
恋人に南アフリカからの難民であることを打ち明けたら
家族を含め国籍で悩んでいた彼はターニャから遠ざかり、
知らぬ間に家族と避難をして行った。
レオナと二人きりになったターニャは
彼女が朗読してくれる詩を聴きながら遠くを見ていた。
日本人は~どれだけ山河を超えれば「さびしさ」が無くなるのだろう と詠い
ある国では~山の空遠くに「幸い」が住んでいるという
レオナが暗唱した詩から何かの違いを感じるターニャ。
大きな窓の向こうに寒々と広がるススキの海。
その窓辺のソファで時が変えてゆくターニャの姿を見続けるレオナ。
南アフリカであったアパルトヘイトから
現在の難民、移民、棄民について。
原発の爆発。
人間とアンドロイド。
生きているということ。
滅びる肉体。
声高なものはなにひとつ無く静かに進むストーリーなのに
足元に冷たい水がひたひたと寄せてきて
小さな満ち引きに身体を引っ張られるような感覚がした。
レオナが外で充電していたのが可愛いです。
新井君はカッコイイです。