「アイリス・アプフェル！９４歳のニューヨーカー」

2016.4.6

もりもりと元気の出る映画でした。

１９５０年代！からインテリアデザイナーとして仕事をして成功し
ホワイトハウスの内装を任され
ジャクリーン・ケネディ（あの、ジャッキー！）と揉め(笑)
いいテキスタイルがないなら昔のものでも復活させて作ればいいのよ、
と起こした会社がこれまた大成功。

知る人ぞ知る、だったアイリスがファッションアイコンになったのは８４歳の時。
メトロポリタン美術館の展覧会。
それは予定がキャンセルされて困った学芸員の依頼で急遽決まったもので
アイリスが一度は身に着けた膨大な洋服
靴、アクセサリーｅｔｃを彼女自身が飾りつけをしたものだった。
スポンサーがいないその展覧会は口コミで驚異的な来場者数を記録した。

安物のアクセサリーにブランドの洋服。
異国の衣装を自分好みに仕立て直した洋服。
ぬいぐるみや古道具に囲まれたアパート。

そうだよねー。
モテ服とかどーでもいいよね。
好きな服を好きに着てたらいいんだよね。

「毎日無難なファッションをするなら、いっそ何もしなきゃいい」
「センスがなくても幸せならいい。皆好きな服を着るべきだもの」
「人と同じ格好をしないのは、自分の意見を持つということ」

うんうん。
ジャラジャラお気に入りの安物ぶら下げるの楽しい！
着たい服を着るよね。

ずっと仕事を共にしてきて今でも仲良しの夫との間に
子供は儲けなかったアイリス。
それは自分の意志。
その淋しさも引き受けて、夫を愛して
キツイけど楽しくオシャレ関係の仕事を続ける９４歳。
超絶キュート。

私も、無難という文字のないオシャレを突き進みたい。
そう思いました。