もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「リップヴァンウィンクルの花嫁」

2016-04-15 22:31:12 | 映画
始まりから御屋敷のシーンまで
七海のことが、ちっとも好きなれなかった。

自分で選んで決めることから逃げて
臆病なくせに無防備でスキだらけ。
なんで目の前の人を信用しないでSNS上の知り合いアムロに頼っちゃうかなぁ。
大体さ、
旦那さんこと、好きでもなんでもなかったんじゃない。
浮気なんてほおっておけばよかったのに。

「すみません」と頭を下げていればどんなことも通り過ぎるとか
思ってんじゃねーだろうな。
そんな、女だった七海。

アムロが持ってきた、お屋敷の住み込みメイドを始めることになってしまうところから
お話も映像も七海も
違うトーンで展開し始め、ここからは気持が前のめりになった。


真白と出会って良かったね。
誰かの為ではなく、女たちが自分のために纏ったウェディングドレスの美しさが今も浮かぶ。
真白の孤独に、多分一番近づけて
そして、彼女の魂を救ったことが七海をも救った。

アムロは、
心の底が悪人でそこを優しさが覆っているのか
善と悪がマーブル色の心なのか
謎が多いが人たらしの天才で、果てなく魅力的である。
しかし、ガンダムマニアであることは間違いなし。


岩井俊二ワールド炸裂。
なので、やはり?!なシーンもあるが
映像の美しさと人間の残酷さが乖離しない。


華ちゃん、役ごとに違うよなぁ。
綾野君もだから、「シャニダール~」と全く違う印象。
真白はCoccoにしか出来ない。

岩井監督、やはり好みだ。
「リリィ・シュシュ~」だけは勘弁できんがな。


ねこかんむりが劇場にありましたが
被る勇気はでませんでした。
コメント
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