もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「食べる女」

2018-10-12 22:57:02 | 映画
久し振りに映画館へ。

出てくる食べ物がおいしそう
というかおいしいに違いない!というものばかり。

トン子の家に集まって食事をし酒を飲みお喋りする4人の女。
年齢、職業はバラバラ。
あけすけに語られる彼女たちの生活や内面に
笑ったりうなづいたり。

作家で古本屋も営むトン子の家がすごい好みで
細かく見てしまった。
様々なものを手元に引き寄せるのに器用に使われる布団叩き。

暗渠、井戸、見えない水。


世界規模の風来坊を母親に持つゆかりは料理上手の小学生、
友達のミドリの母親はパーツモデル。

料理をしなくていいと言われて結婚し
自分で作った料理を食べることも夫に食べさせることもしない女に
ふいに吹いた嵐。

「古着屋みたいな部屋だなぁ」と見ていたら古着屋に務めていたのは笑ったし
気風のいいママがいるバーの雰囲気は行きたくなった。
なにもかもが私の好みにぴったり。

でも
観て良かったのは、ひとりでもおいしく食べることの大切さと孤独
自分のための料理の楽しさ。
誰かに作る料理、作ってもらう料理の、違うけれど幸せな感じ。
そういうことに涙が出たんだろうな。

小泉さんはちゃんとおばさんでスクリーンに映っていた。
潔い。


もうさー、
観ようかと思ってたけどネットでの評判がなぁ
とか思っちゃった人は観てみて!
4回泣けないけどいい映画だから。
おっさんとおじいさんが一割位いたのは、エロいかも、と思ってたのか?
コメント
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