もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

YOSITOMO NARA + graf  “AtoZ” その3

2006-09-19 22:14:06 | アート
真ん中の八角堂には大好きな“Fountain of Life”が。
ぽたぽたと涙を流す姿を一年ぶりに見て、心がきゅっとする。
ぐるぐる回って、全部の窓から覗いて見る。

それからアーチを戻って、今度は奈良小屋。
壁画の女の子はまん丸の目をしている。
ドローイングルームを見るのは三回目だけれど、展覧会ごとに違うのね。
壁に貼ってあるドローイングから、散らばっているCDや画材や、
描きかけの作品やタバコの吸殻や、お気に入りのおもちゃなど、
雑多な物に囲まれて製作をしている奈良さんが目に浮かぶ。
小屋の内側から手すり越しにじっくり見た後、
外のガラス越しに、違う方向からまたじっくり見る。
壁に小山さんを見つけて、ひとりで笑った。
しゃがんで床の上もくまなく見ていたら、
椅子に乗せてある下の座布団に女の子の顔がついていて、
かわいくてまた笑う。
手作りだと思うんだけど、誰が作ったんだろう。
ここには随分と長い時間いた。

三軒長屋には80~90年代の作品が。
一番小さな小屋にひとりでいる木彫の“メーデルちゃん”に心ひかれた。
三回くらい見に行った。
この街の最後には(私の回ったルート)
高床式の“タイペイ サマー ハウス”がどぉーんと。
ジャックプレベールの詩を高畑勲が訳して、奈良さんの絵を添えた本
「鳥への挨拶」が一面に貼ってある。
のかと思いきや、手描きで新しく絵が描きくわえられている!
どこが印刷の線なのか、手描きなのか、
ここでも、しゃがんでみたり立ってみたり。
おおっ、AtoZ3人娘は、実は4人娘なの?!
さすがに詩を全部読む時間はなかったのだけれど、
本屋で見たときも思ったが、言葉と絵がすごく合っているんだよね。
そして、小屋の裏を回ったら床下を覗いてる人たちが。
あ、ここになつかしいわんこたちがいた。
そして、手を差し入れると回るの!
もちろん手を入れて回して見たよ。

“森で会いましょう”のネオンの下をくぐって、次の展示室へ。

明るい手作り休憩室を通り過ぎ
(二日目は休んでみた。ぼーっとできる空間でした)
タイル張りのひんやりとした部屋には“ニュー八角堂”が。
テントみたいな屋根の下に、涙を流すわんこがいる。
このコに会うのも久しぶり。

二つの白いパッチワークのテントの中には、川内倫子さんの写真。

次にはSML小屋が。
天井のSMLのアクリルにぎゅうっとつまったぬいぐるみが懐かしい。
S小屋の小さい椅子にはすでに腰掛けている人がいたので、覗いただけ。
M小屋は前はドローイングルームだったのが、
“SML”から“AtoZ”までの展覧会の流れが展示してある。
進化しているなぁ、奈良さんとgrafのパワー。
ピースマークのアクリルにぬいぐるみがつまっているのは、
ここのほかにもう一個あったなぁ、どこだっけ?

ついに二階に行きます。

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