忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

おまけのこ 畠中恵

2011-02-07 19:35:03 | BOOK
畠中恵さん、ハマってます。
「しゃばけ」シリーズ、第四弾の「おまけのこ」を読みました。
今回も期待を裏切らず、畠中恵ワールド全開です。
全部で5編収められています。

まずは「こわい」。
これは「狐者異(こわい)」という妖が巻き起こす騒動。
でもとっても切ないお話です。
妖でなく、人間として考えるととても胸がつまる物語でした。
「怖い」ということば、このこわいから生まれたとか・・・。
すごく考えさせられるお話でした。
そういえば珍しく栄吉と若だんなが大ゲンカしてました。

「畳紙」、これは前回の「ねこのばば」の本でも登場した
厚化粧のお雛さんのお話。
屏風のぞきがいいヤツなんです。ほろっときます。

「動く影」、これは若だんなが子どものころのお話。
妖怪退治をするために近所の子どもたちと大冒険。
いつも寝付いていた若だんな、なかなか近所の子どもたちと遊べません。
でもこれをきっかけになかよくなることができました。
栄吉ともこれでなかよくなりました。
まだ仁吉も佐助もいないころのお話です。

「ありんすこく」、これはいきなり若だんなが吉原の娘とかけおちをする・・・というお話。
もちろんワケありなのですが。

そして「おまけのこ」、これはもう最高っ!
鳴家ちゃんの愛らしさ爆発です。
鳴家ちゃん、一匹ほしいかも~。
ちなみに鳴家ちゃんのサイズはハムスターくらいの大きさだそうです。
う~ん、キュート♪
鳴家ちゃんの大冒険のお話。かわいすぎる・・・。


それにしても畠中恵さんにここまでハマるとは思ってもみませんでした。
とにかく一度読んでみてください。
おもしろいです。ひきこまれます。
江戸時代の町人生活に興味がでてきますよ。
先日長女が社会見学で江戸歴史資料館に行ってきて、資料をもらってかえってきてたのですが
すっごくおもしろそうで、
ちょっと私も行ってみたくなったんですよねー。
これは若だんなたちが住んでいた世界なんだー、と資料を見ながら妄想してました。


コメント
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