忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

ちんぷんかん 畠中恵

2011-02-18 19:34:31 | BOOK
こちらも現在ハマり中。
畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ第6弾、「ちんぷんかん」を読みました。
誕生日プレゼントのお小遣いで購入しました。
どうしてもどうしても読みたくって。
最近毎晩寝る前に読まないと落ち着かなくって。(笑)

さてさて今回のお話はいきなり若だんなが冥途へ。
かねてから病弱ではありましたが
今回とうとう三途の川の一歩手前まで。
しかもこのお話、のちのお話に結びついていきます。

あちこちに伏線がはられているので
すごくおもしろいです。
「彩雲国物語」もパズルのようにあちこちつなぎあわせていって
最後のかけらでぴしっと決まるところがすごくおもしろいのですが
畠中恵さんの小説もそう。
読んでいて最後はすっきりするんですよね。

それにしても鳴家ちゃん、かなり人気なのか毎回しっかり登場してます。
仁吉と佐助と同じくらい(いや、それ以上?)登場してるような気がします。
袂にはいるのがかわいいんですよね。

今回、若だんなの母上のおたえさんのお話も登場しました。
若だんなのお父さんとのなれそめについても描かれてありました。

そして最後の「はるがいくよ」は
ちょっと切ない別れの春を描いたものです。
別れがあれば出会いもあり・・・で次の第7弾へと続くのです。

ひとつひとつは短編で説明も細かくしてあるので非常に読みやすいのですが
実は全編を通してきちんと話の流れがつながっている、というのがすごいですね。
作家さんてやっぱりすごいなぁ。

最後の村上健司さんの「江戸の妖怪は楽しむべきもの」という解説もすごく興味をひかれました。
とってもおもしろかったです。
私の妹は妖怪が好きで水木先生に弟子入りしたい~、と常々言ってるくらいなんですが
ひょっとして私も妖怪が好きなのか・・・?(←自覚なし)
そういえば昔、二人で「大妖怪展」の展覧会まで見に行ったよ・・・。
あれって福岡県立美術館だっけ?市立美術館だっけ?
いまだにどっちがどっちかわかりませんが天神の郵便局に近いほう。
うーん、懐かしい。
講演会まできいてかなり楽しんだ展覧会でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする