モノクロをテーマに撮影することを何回かしていますが、モノクロームな被写体をモノクロ撮影するのではなく、あえてカラフルな被写体をモノクロで撮るという贅沢に挑戦してみました。
カラフルといえば町全体がカラフルな横浜中華街ですが、思いのほか混雑していたため、じっくり構えて撮影する余裕はなく、久しぶりにスナップで撮影しました。
タイトル写真は中華街の中央に位置するシンボルの善隣門(ぜんりんもん)です。
カメラ機材はOLYMPUS PEN E-P3とM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8を使用しました。
いつもなら気になる屋根付き被写体の強いコントラストも、モノクロだと味の一つとなるため気になりませんでした。
こちらも中華街のシンボルである「いちご飴」です。赤と黄色で構成されたいちご飴の極彩色カラーをあえてモノクロのコントラストと形状だけで表現する、これぞ贅沢の極みと思いました。しかし難しい。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/320sec F5.6 ±0.0EV ISO200
コロナ禍も落ち着いた休日の中華街は若者を中心に激混み状態で、ところどころで人の流れが完全停止するほどの混雑といえば、混み具合は想像つくと思います。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/250sec F5.6 ±0.0EV ISO200
中華街では必ず立ち寄る「関帝廟」の案内板を見かけました。「三国志」や「金運」のパワーワードに滑稽さを感じ撮影してしまいました。
「もどる」矢印もが、誘われているようで面白かったです。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/640sec F7.1 +1.0EV ISO200
カラーで撮影しない。
ズームレンズは使わない。
というテーマはかなり制限されるものでしたが、撮影スタイルが「基本的にスピード撮影。でも時々立ち止まって撮影」というのが逆に新鮮で面白かったです。
昼時だったため、かなりの人手で撮影しやすい環境ではなかったのですが、もっと面白い被写体がこの中華街にはまだまだあるはずなので「モノクロ中華街」いつか二回目を掲載できたらいいなと思っています。
白黒写真ってどうしても「古さ」をイメージしてしまうものですが、鮮やかなものとか未来的なものを収めてみると意外に味があるのだと知ってしまいました。
不特定多数の人物が入り込んだスナップも、カラーよりも白黒のほうがいいかもしれません。
色の溢れる街のモノクロ写真、面白いですね♪
白黒でも色の賑やかさが伝わってきます😄
コンニャクはよかったですね。
先入観ってこういうことなんだ、と思い知らされます。
デジカメの白黒写真は、特に設定しないと、とてもきれいに撮れます。もうちょっとザラザラな感じじゃないと白黒っぽくないような気がしますが、これも先入観ですね。
モノクロ写真は見る感じが違いました。特に最初の写真は串に刺した芋かこんにゃくにも見えました(大変失礼で申し訳ありません)。
「いちご飴」の説明で、よくよく見ると種の粒(の窪み)があり、形でいちごとわかりました。また、頭の中で色を想像しながら見ることもできました。
いつもはスクロールしながら見ていますが、手を止めてじっくり写真を見て、想像・確認しながら楽しむ事ができました。
次回も楽しみにしています。