セラフィールド。
イギリスの核燃料再処理施設
4日のTBS NEWS23で「世界最悪の海洋汚染」として取り上げられていました。
中部電力の高濃度廃棄物を処理している施設です。
イギリス北西部に位置し、操業開始から北欧にも及ぶ広範囲の海洋汚染、何度もの放射能漏れで、健康被害を出し続けています。
1957年の火災は世界初の原子力事故ということですが、その被害の事実は30年後に公開されました。
再処理工程で海に放出されたセシュウムは、兆の単位。200キロ離れた海域でも観測され、これを青森県六ヶ所村に当てはめると、釜石のさらに南まで通常の20倍のセシュウム量が、魚介類から検出されることになります。
白血病で子どもを失った家族などが反対運動を続けていますが、現地の沢山の人は、やはり「雇用と経済」の恵みから、この施設を維持しようとしています。
実際には一番脱原発を願ってもいいと思われる住民。
しかし「雇用と経済効果」を守りたい人たちの思いとの隔たり。
現実は厳しいと思いました。
詳しいデータ http://www.jca.apc.org/mihama/News/news65/news65cesium.htm 原発廃炉に向けて