バラ科サクラ属 ユスラウメの近縁種
ニワウメ(庭梅)の名前の由来:庭にあるウメに似た木。
花の時期はユスラウメと変わりませんが、実が色づくのは、「ユスラウメ」の実が、すっかり落ちてからです。
盆栽では「リンショウバイ(林鐘梅)」というそうです。林鐘は6月のこと。
「チャイナチェリー」「チャイナベリー」「一歳庭桜」の別名もあります。
万葉では「はねず」と記述しているものもありますが、ニワウメは江戸時代に中国から渡ってきたことを考えると「はねず」は「ユスラウメ」のことではないかと考えられます。
朱華(はねず)色は、くちなしの黄の下染めをし、紅花で染めた、黄みのある淡紅色とされています。
日本の伝統色の由来朱華(はねず)色 より抜粋
紅花染めの黄みのない、明るい赤。唐棣色(はねず色)という。はねずは「ニワウメ」の古名。
この文字の色が「はねずいろ」です。
夏まけて 咲きたるはねず ひさかたの 雨うちふらば大 うつろひなむか 大伴家持
思はじと、言ひてしものを、はねず色の、うつろひやすき、我が心かも 大伴坂上郎女
薬用植物です。http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm252.htm
ユスラウメとその仲間