「楢の木」とか「楢」「楢材」と、何となく使っていましたが、「ナラ」という名前の樹木はなく、「コナラ、ミズナラ、ナラカシワ」の類を総称して「ナラノキ」と呼んでいるらしいです。
木材関係で「楢材」と言う時は「ミズナラ」を指します。
「ナラノキ」の名前の由来は、厳しい冬、残った葉が寒風に鳴るので「鳴り葉のき」→「ナラノキ」。
ちょっと無理があるような気もしますが、由来を不明のままとしておくよりは……。
ブナ科コナラ属の仲間
ミズナラ(水楢):別名「オオナラ」。水分が多く燃えにくいので「ミズナラ」。30メートルにもなり、コナラ属の中では一番の有用材。
コナラ(小楢):雑木林の代表。15~20メートル。建築、薪炭、シイタケ原木など。ミズナラ(オオナラ)に比べて小さいことから「小楢」
ウバメガシ(姥目樫):常緑。備長炭の原木。新芽が茶褐色なことから「姥芽」と言われますが、漢字は「姥目」なので、他の理由も?
コナラとミズナラの違いは樹木の高さのほか、ミズナラの葉が大型(8~20センチ)で、鋸歯が粗く葉柄が短い。★葉柄(ようへい):葉身と茎をつなぐ部分コナラやウバメガシは公園でよく見かけます。
ウバメガシの街路樹も又よく見かけます。
どちらのドングリも、良く発芽します。炭に焼いてみました。(拡大して下さい)
2009.11.09仙台市公園
「がんばれナラの木」のブログを見、盛岡弁「ナラの木」の詩を聴いたのが、このページの作成のきっかけです。
8.23コナラ仙台市公園 原発廃炉に向けて