夜行列車 桃太郎

願わくば、あなたに夜行列車の楽しい思い出だけが残りますように!

2023.6.3撮影記(碓氷峠鉄道文化むら、片岡~矢板)1回目

2023-06-04 10:29:53 | 鉄道

まさかの台風・・参りました。

今度ばかりはもうダメかなと思いましたが、思えば先週からフラグ立ちまくってましたね。

結果として、色々なかたのご協力を賜り、今回成果を出せることができました。まずは御礼申し上げます。

また例によって経緯から参ります。

先日旧東京機関区の撮影会に行って、帰路ムクムクと当時の想いなんか蘇ってきて、一丁やってみようってのがキッカケです。

ヘッドマーク作ってさぁ、色んな機関車につければさぁ、案外似合うのではないか? 当時、13歳の厨房が思い付いた事です。

では再開してみよう~!

簡単に思い付くことは、販売されているの買ってきて付ければいいんじゃないの?!

ヤフオクとか調べまくると・・確かに@67,100 で売っています。出来もいいです。こりゃプロの製作で・・

NCレーザーでデザイン板を抜いて圧接しているようだ。しかし11kgは比重8だと合点で、材質はスチールです。実物はアルミで、

A5052 もしくは 52S材であったと記憶してます。11kgは脱着時危険を感じますね。多分取り付けるものではなく、オブジェです。

走らないとはいえ、取付け時あの高さまで上げにゃならんとなると、許されるのはせいぜい5kg以下。比重2.7のアルミなら3.8kg。本物はこんな重さです。

もっと軽くしなきゃ・・

イカロス出版の 「国鉄ブルートレイン ヘッドマーク・テールマーク図面集」を買い込んで、当時のヘッドマーク製作寸法から

簡略化したヘッドマークの製作図を引くと、以下のような出来寸になっているはずです。

実際に機関車(取付け座)の実物を測って、実物のヘッドマークを測ればまず大丈夫であろうと一度横川へ飛んで確認。

若干の個体差とかあるものの、国鉄図面とほぼ同じ。誤差は数mmありますが、基準寸法は国鉄寸法にします。

どうやってカタチにしましょうか・・

実際にレプリカを販売されているのは

JREMALL

ジェイアール西日本商事

の2社で、北九州の 八祥産業 様 は、交渉次第で製作してくれるかもしれないです。値段的にどうでしょう~

製作方針は、国鉄寸法にモディファイ加えて、自作 とします。予算は@67,100 也~

買った方が安いのか、自作のがお得なのか、やってみなきゃわかりませんよね。

個人製作するのはいいですが、権利についてはさてと特許庁へ・・

わかったことは、ヘッドマークに著作権はありません。しかし商標登録は以下の通りバッチリです。

じゃぁ複製もできないのか? となったので、そこで「知らなかったでは済まされない」でお馴染みの弁護士大先生にご質問。

「大」は使い方誤るとヤバそうです。大社長とか、大CEOとかならまだしも、「大部長」とか「大旦那」とかはNG?

先生の回答として、個人でヘッドマーク作って使ってカネ儲けは完全アウト。しかし狭く楽しむ範囲で、目立つことすなよ~

で、できたのがコレ

2体も作っちゃって・・と思われるかもしれませんが、フレームは1体です。

製作図は以下。TIG溶接で製作しますが、溶接はプロにお願いします。

以下の図面があれば全国どこの溶接・板金加工会社さんなら製作可能です。一見さんを相手してくれるヒマがあるかはタイミング次第です。

ああいう職人はその時ダメなことが多くて、いつもダメではないですから適当なタイミング、が重要です。

さて、タネ明かしです~

つまりマークそのものは7mmの印刷パネルで、そこだけ差し替えれば脱着手間が省略できると考えました。総重量4.5kg。ギリ合格!!

印刷パネルは大阪の看板デザイン会社様に製作して頂きました。

実機に取付けて、そううまくいくのかね・・

碓氷峠鉄道文化むら へ趣旨を話してOK回答。機関車使用料は若干かかります。お値段は・・秘密です(笑)

対象は EF58-172   EF65-520  の2体。Xデーも決まりまして、事前に以下のような文面を各位にメールさせて頂きました。

 

「ヘッドマーク掲出撮影会のお知らせをします。

展示機関車(静態機)をお借りして、原寸大ヘッドマークを取付けての撮影会を行おうと考えております。

6/3土曜日 AM9〜10で、場所は群馬県碓氷峠鉄道文化むら です。ちょっと遠いですが、ここにしかELがないです。

対象機はEF65-520 と EF58-172 で、2種類のマークを取付けます。

(マークは「カシオペア」と「北斗星」です)少なくとも4枚は違う写真が得られる事になります。

このような企画ですが、何か走るわけでもなし、キワなマニア向けの内容になってしまうものの、好きなヘッドマークと

好きな機関車の組み合わせはこうでもしないと実現は難しいです。なので異種な趣ではありますけれど、実写撮影する機会を設けましたので、

よろしければお越しくださいませ。

尚、恐れ入ります、現地入園料については各自ご準備のほどお願いを致します。

当日の作業は文化むら職員のかたと私で行いまして、当該機バリ順側にお越し頂けましたらひと目でそれとわかると思います。

多少の雨でしたら行います。

ちなみに営利目的ではありません。極々狭い内輪の撮影会でして、私の個人的な欲望のみで行うものであります。

お越し頂けなかったかたへは、お声掛けさせて頂いた以上報告義務もあると考えておりまして、後日成果写真をお送り致します。」

 

いきなりこんなメール届いてもスゲー迷惑な話です。送り付けられたかたがた、大変申し訳ありませんでした。

しかも、天気予報エラいことになってくるし、万事休す、詰んでしまったかな・・

なんだかんだでここまで・・短かったですね。6/2の雨の夜、むなしい気持ちで準備します。

2回目に続きます。



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