☆レイキャビーク近郊のシングベトリル、ゲイシール、グトルフォスの3つをぐるっと周るコースをゴールデンサークルといいます。
シングべトリルは、マントル対流によって引き裂かれた大地の割れ目が走る地帯で、プレートが生まれている現場である。
割れ目に沿って断崖が続いている。
上から眺めると、広大な谷間となっている。白い建物は教会。
向かって左側が北米プレート。右側がユーラシアプレート。
年間2~3cmのスピードで拡大しており、ここで生まれたプレートが、2億年後に再び出会う場所が日本である。
次に向かったのがグトルフォス。グトル=ゴールド、フォス=フォールという意味。
その名にたがわず、ものすごい迫力!
遠くからも、その姿は見えずともすごい水しぶきが上がっているのがわかる。
上の段が落差約15m、下の段が約30mあり、その向きが120°転じているという非常にユニークな滝だ。
最後に向かったのは、ゲイシール(間欠泉)
ゲイシールという名の間欠泉が、そのまま代名詞に。英語でも間欠泉のことをゲイシールと呼ぶ。
かつては60~70mの高さに吹きあがったそうだが、現在は休眠中。
代わりに活動しているのがストロックル間欠泉。
こちらは、4~5分に一回、20~30mの高さに吹きあがる。
吹きあがる瞬間を待つ観光客
噴出の瞬間。
水面がモコッと盛り上がり、はじけ飛ぶ。
湯温は100℃あるそうだが、瞬時に冷やされるので、しぶきがかかっても人肌ぐらいで熱くはない。
ここで朝まで晴れるのを待った。
強風が吹き、相変わらずの雨模様だったが、なぜか晴れそうな気がしたからだ。
しかし、夜明け近くにようやくチラホラ星が見え始めたものの、そのまま朝を迎えた。
最後に、ゲイシールの朝シャンを記念に浴び、ここをあとにした。
この日、3日目にして初めて太陽を見た。