ポラリエの覗き穴に差し込んで、手軽に極軸合わせの精度をアップさせようという試みの続編です。
前回の記事はこちら。
ストローの内径を手軽に狭められるものはないかと探してみたところ、ボールペンの部品がちょうどストローに嵌る大きさであることを発見!
ストローの外径は、覗き穴より少し細いので、テープを巻いてピッタリサイズにします。
その際、偏心して視野の中心がずれないように均一に巻くよう心掛けます。
実際に覗いてみると、視野は2.5度くらいでした。
では、さっそく試し撮り。
まずは、わざと覗き穴の端の方に北極星を導入。
おそらく、5~6度くらい極軸からずれている状態。
K-5+200㎜の望遠で露出は約4分。すばるの等倍表示です。
あたりまえですが、かなり流れています。
そこで、ストロー極軸サポーターの登場です!
手順は下記の通り。
1.スマホのGoogleSkyで北極星が北極に対して何時の方向にあるか確認。
2.北極星を覗き穴のほぼ中央に入れる。
3.ストローを刺し、視野の中で北極星を1.で確認した方向に偏らせる。
ストローが完全にはまっすぐ刺さっていないであろうことを考慮しても、北極からのずれは1度以内に抑えられていると思われます。
そして、先ほどと同じ条件で撮影した結果がこれです。
かなり改善されていますね。
次に2分露出で撮影。
シャッターブレを起こしていますが、等倍でこの程度のガイドエラーなら個人的には許せるレベルかな。
200㎜で2分の露出ができるということは、20㎜の広角レンズなら20分露出が可能ということになります。
とはいえ、ストローの狭い視界の中で北極星が見え辛く、北極星の位置合わせはちょっと大変でした。
覗き穴の中央付近に導入するだけでも2度以内の精度でセッティングできそうでしたから、
その時の撮影計画に基づいて使い分けるとよさそうです。
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