半年ほど3Dマウントを使い続けたが、やはりどうにも使い勝手が悪い。
このバズーカ砲の目的は月景なので、微動のできるマンフロットのギア雲台がまず候補に挙がった。
これは搭載重量8.5kgから考えると、いちばん大型の#400になるのだが、結構高価だし、重量が2.6kgもある。
そこで、普段バズーカ砲をカメラ三脚で使い慣れている鳥屋さんがどんなものを使っているかネットで検索した。
すると、多くの方がビデオ雲台かフリクションコントロールの付いた大型の自由雲台を使用していることが分かった。
ビデオ雲台の場合は、耐荷重から選ぶと、かなり大型で10数万円もする。それならクイックな動きはできないけどギア雲台の方が合っている。
一方、自由雲台はコンパクトで軽量だ。中でも、自由雲台界のロールスロイスとも呼ばれているアルカスイスが最も評判がいい。なんでもボールが卵型をしていて、レンズがおじぎしても均等にフリクションがかかるようになっているとか。
しかし、これもまた10数万円もする。
そんなこんなで探しまわって見つけたのが、FLMというドイツのメーカー。
ドイツ製といえば、カールツァイスやライカといった、マニア垂涎のメーカーがあるので有名だ。
FLMも、ボールの研磨精度が1000分の1ミリという高精度を売りにしており、そして何よりそのデザイン性に物欲がそそられた。
そして目を付けたのが、FLMの自由雲台のシリーズ最大の「CB 58 FTR」というモデル。

ボールの直径が58ミリもあり、なんと耐荷重が55kgというスペック。
しかも、フリクションコントロールだけではなく、水平パン、パノラマクリック、そして驚きはチルト機能。
チルトのノブを締めつけると、ボールが縦方向にしか動かず、水平パンと組み合わせて3D雲台のような動きができるのだ。
これだけのスペックの雲台を、なんと25,500円で売っているサイトを見つけた。

それまで見ていた雲台に比べて、あまりにも安いため、ふたまわり小さい「CB 38 F」というモデルも合わせて購入した。
バズーカのバランスを取るため、マンフロットのクイックリリースアダプタとスライドプレートも入手した。
そして待望の商品到着となったのだが・・・
デザインの秀逸さは言うことなし。しかし、ボールを見ると、1000分の1ミリの精度で見えるはずもない研磨痕が・・・
さすがに引っかかる感じまではないが、動きは滑らかとは言い難い。
フリクションの効果はまあまあなのだが、固定ノブを締めても、端っこについているカメラに強めの力を加えるとボールが回転してしまう。
55kgの固定力を発揮するにはどれだけ強く締めればよいのだろうか。
私の握力(60kg)では無理だった。
水平パンのノブは小さくて、固く固定することができない。しかも締めると水平方向に少し動いてしまう。
期待したチルト機能についても、プレートが完全に水平になった状態で固定しないと斜めに動くため、かえって使いづらい。
そして極めつけは、小さい方の「CB 38 F」にカメラをねじ込んだら・・・ なんとネジが折れた。
これで、完全にFLMに対する信頼感は消え失せた。
販売店に連絡し、「CB 38 F」は返品し、ネジの詰まったカメラは無償で修理してもらった。
そのとき販売店の人がぽろっと「最近FLMはトラブル多いんですよね・・・」と漏らしていた。
ただ、FLMの雲台は、カメラ側のネジを細ネジから太ネジへスイッチできるようになっている。
マンフロットのクイックリリースアダプタを間に入れれば太ネジで接続できるため、「CB 58 FTR」についてはそのまま使い続けることにした。
なんだかんだ言っても、デザインの良さと、この多機能ぶりは気に入っていたりするのだ。
それでしばらく使い続けていたのだが・・・
やはり、使いづらい。
というわけで、またマウント探しの旅は続くのであった。。。
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このバズーカ砲の目的は月景なので、微動のできるマンフロットのギア雲台がまず候補に挙がった。
これは搭載重量8.5kgから考えると、いちばん大型の#400になるのだが、結構高価だし、重量が2.6kgもある。
そこで、普段バズーカ砲をカメラ三脚で使い慣れている鳥屋さんがどんなものを使っているかネットで検索した。
すると、多くの方がビデオ雲台かフリクションコントロールの付いた大型の自由雲台を使用していることが分かった。
ビデオ雲台の場合は、耐荷重から選ぶと、かなり大型で10数万円もする。それならクイックな動きはできないけどギア雲台の方が合っている。
一方、自由雲台はコンパクトで軽量だ。中でも、自由雲台界のロールスロイスとも呼ばれているアルカスイスが最も評判がいい。なんでもボールが卵型をしていて、レンズがおじぎしても均等にフリクションがかかるようになっているとか。
しかし、これもまた10数万円もする。

そんなこんなで探しまわって見つけたのが、FLMというドイツのメーカー。
ドイツ製といえば、カールツァイスやライカといった、マニア垂涎のメーカーがあるので有名だ。
FLMも、ボールの研磨精度が1000分の1ミリという高精度を売りにしており、そして何よりそのデザイン性に物欲がそそられた。
そして目を付けたのが、FLMの自由雲台のシリーズ最大の「CB 58 FTR」というモデル。

ボールの直径が58ミリもあり、なんと耐荷重が55kgというスペック。
しかも、フリクションコントロールだけではなく、水平パン、パノラマクリック、そして驚きはチルト機能。
チルトのノブを締めつけると、ボールが縦方向にしか動かず、水平パンと組み合わせて3D雲台のような動きができるのだ。
これだけのスペックの雲台を、なんと25,500円で売っているサイトを見つけた。

それまで見ていた雲台に比べて、あまりにも安いため、ふたまわり小さい「CB 38 F」というモデルも合わせて購入した。
バズーカのバランスを取るため、マンフロットのクイックリリースアダプタとスライドプレートも入手した。
そして待望の商品到着となったのだが・・・
デザインの秀逸さは言うことなし。しかし、ボールを見ると、1000分の1ミリの精度で見えるはずもない研磨痕が・・・
さすがに引っかかる感じまではないが、動きは滑らかとは言い難い。
フリクションの効果はまあまあなのだが、固定ノブを締めても、端っこについているカメラに強めの力を加えるとボールが回転してしまう。
55kgの固定力を発揮するにはどれだけ強く締めればよいのだろうか。
私の握力(60kg)では無理だった。
水平パンのノブは小さくて、固く固定することができない。しかも締めると水平方向に少し動いてしまう。
期待したチルト機能についても、プレートが完全に水平になった状態で固定しないと斜めに動くため、かえって使いづらい。
そして極めつけは、小さい方の「CB 38 F」にカメラをねじ込んだら・・・ なんとネジが折れた。

これで、完全にFLMに対する信頼感は消え失せた。
販売店に連絡し、「CB 38 F」は返品し、ネジの詰まったカメラは無償で修理してもらった。
そのとき販売店の人がぽろっと「最近FLMはトラブル多いんですよね・・・」と漏らしていた。
ただ、FLMの雲台は、カメラ側のネジを細ネジから太ネジへスイッチできるようになっている。
マンフロットのクイックリリースアダプタを間に入れれば太ネジで接続できるため、「CB 58 FTR」についてはそのまま使い続けることにした。
なんだかんだ言っても、デザインの良さと、この多機能ぶりは気に入っていたりするのだ。
それでしばらく使い続けていたのだが・・・
やはり、使いづらい。
というわけで、またマウント探しの旅は続くのであった。。。



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