球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

レメディボム

2006-11-26 | たぶん難解な話
※一見ゲームの話だけど、あくまで日記。それから今日で800エントリ達成。

俺の名前はレメディボム、熱い仲間たちと今日もトレーニングに励む。
ここだけの話だが、俺の最大の武器は"自爆"。
これをやるとさすがの俺も生きちゃいられないんだけど、
それが怖いから誰も手を出してこないのが現状さ。
誰もリスクを犯してまで俺を傷つけようとなんてしない。
だから、最強を語ってもいいんだと思っている。
皆が恐れを抱いて逃げ出すのに、自信を持たない理由なんてなかったよ。



ある日、俺の出番が来た。にっくき敵が現れやがったのさ。
そのとき、俺には愛すべき同士と先輩のダークグラネイドさんが2匹いた。
この顔を見たら、奴らめ、尻尾を巻いて逃げ出すに決まっている。
奴らの驚いた顔が目に浮かぶよ。

…ところがその日は事情が違った。
緑色の娘が何か怪しげなことを始めたら、先輩の頭上にちょっとした雷が落ちた。
チッ! だが、先輩もこの程度のことで参りはしない…よな?
そう、思っていた。

ところが、先輩はいきなりその場で大爆発を遂げた。
どうしたんだよ、気でも触れたんですか?
あんな雷一つで倒れるようなやわな鍛え方はしていないはずだろ??
あまりにも我らの誇りを傷つけるような振る舞いで、
先輩といえども許してはおけなかった。

…と、隣にいたもう一人の先輩までその場で爆発を始めてしまう。
(俺には耳はないのだが、)鼓膜をつんざくような振動が、月の地表にこだまする。
やがて、元の静寂。俺たちはずっと、じっと、この沈黙の中にいたんだ。
違うだろ、俺たちの誇りは…



皆は予測するだろう。でも、俺は認めたくはない事態が起こる。
そう、隣にいた俺の同士まで体を大きく膨らませ、その場で爆発してしまったのだ。
3連鎖ってことはアイスストーム!? いやいや、俺は何を言っているんだ… どうかしている。
そもそも俺たちはぷよぷよではない。

俺は頭が悪いので、状況を理解できない。
いや、この異常な状態を頭の良し悪しで考えるのは間違っているのかもしれない。
…いったい、どうなっているんだ!?

さらに皆は予測するだろう。さすがに俺も予測する。

          "次は俺?"

うちの子に限って、事故で死ぬなんてことはありません!!
って、誰の言葉だった?

体が熱い。今まで感じたことがないような、灼熱感。
…これから爆発して俺はきっと死んでしまうのだろう、
そのときの圧倒的な熱さが、君たちに理解できるかな。 

それはそうと、何故俺がこうして助からなくなってしまったのか、教えて欲しいんだ。


コメント
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