ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

息子の今年の秋遊

2005-10-28 10:42:26 | Weblog
今日は朝から雨、気温もぐっと下がって最高気温は20度に届かない程度のよう。
昨日まではずっと良い天気で日中23度くらいの過ごしやすい日だった。そんな中、昨日息子の幼稚園の秋の遠足、秋遊!今日でなくて良かった!!

行き先は、馬山。市中心地から車で1時間程度の場所。結構遠い。息子は4歳過ぎた頃から乗り物酔いをするようになり、バスの中で気持ち悪くなるのではと心配。朝、息子に「気持ち悪くなったら老師に’ブーシューフ’って言うんだよ。」と言い聞かせる。

馬山で何をするのかというと、お知らせには「農村体験」。私はまだ馬山に行った事がないので、馬山には何があるのかと火曜日の中国語レッスンの時に老師に尋ねると、馬山っていっても広いからね~、との返事。農村体験らしい、と言うと、あの辺は全部農村、みかんを作っていたり、揚梅を作っていたりして、自分で採ることも出来る、という。
それで私は勝手に「そうか、みかん狩りをするんだ!そういえば去年の秋遊もみかん狩りで帰りにみかん持ってきたなあ。」と解釈。息子に「きっと今日はみかんをとるんだよ。楽しみだね~。」と話す。

遠出をして疲れた子供達を今日は早くお迎えに行かなければならない。午後1時に迎えに行くと、息子は1本の稲穂を持っていた。

なんと今年は本当の「農業体験」だったよう。息子曰く「お米の草がいっぱい生えてた。」そうだ。「田んぼで働いてたおじちゃんとかいっぱいいた?」と聞くと「いたけどみんなシューシ(休息)してた。」らしい。
「かばんの中の飲むゼリーを飲んで、お菓子を食べて、オレンジジュースを飲もうと思ったら帰るよ~、って言われたんだよ。だからジュースはまだ飲んでない。ブーシューフも1回だけ言ったんだ。」
どうやらちょっとだけ乗り物酔いしたらしいが、目的地に着く直前で、降りたら直って、おいしくお菓子を食べたようだ。

持って帰ってきた1本の稲穂、家に帰ってから息子は稲穂に付いたお米を全部取り、「これ食べようよ。」と言ってきた。
せっかく自分がもらってきたお米だし、やっぱり食べたいだろうから、一家総出で一粒一粒もみ殻をとり、玄米の状態にした。1本の稲穂から200粒程度のお米ができるのね~。私も初めて知った。
もみ殻をとりながら、「お米って食べるのにこんなに大変なんだよ。一粒一粒大事に食べようね。」などと話し、息子も納得したよう。

朝ご飯用にセットしてあった炊飯器の中のお米に、やっと全部玄米になった米粒を入れ、今日の朝、皆で食べた。
息子がもらってきたお米はほんのちょっとしか混ざっていないが、それでも見つけては喜んで食べていたようだ。

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