ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

図書館再開

2011-05-28 20:02:14 | 震災
ここ最近福島・茨城が震源の地震が多い。たぶん今地球上で一番揺れている場所なんじゃないだろうか。この群発地震がまた大きな余震へと繋がっていくのだろうか?原発もあるというのに福島での大きな余震は本当に勘弁してほしい。

さて、そんな中、3月11日の地震以来ずっと閉館していた市内の図書館が順次再開。我が家の近くの図書館は今週月曜から再開。市内で一番大きな総合図書館は来週月曜日から。

3月11日の本震で本棚などが壊れ、ある程度片付いたところで4月11日の余震でまたもやめちゃくちゃになってしまったそうで、スタッフの皆さん本の整理が大変だったそうだ。

でも、2か月半ぶりの図書館再開は本当に嬉しい!震災前の状況に少し近づいた感じ。図書館で出会った人達も同じ気持ちなようで、みんな楽しそうだった。

図書館の本がまた余震が来て散らかってしまう状況がどうか来ませんように・・・!
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強く!

2011-05-25 10:53:21 | 震災
原発、最近は3月の’その時’に何があったのかという検証が始まり、’実はこうだった’という話がポロポロ報道されている。
検証は大切なのだろうが、大混乱だったその時にどうだった、こうだった、という話は、私達にとっては(今更・・・)と感じるばかり。

早く冷却できるようにしてほしい、早く汚染水をどうにかしてほしい、余震に耐えられるように耐震工事を進めてほしい、汚染土壌を改良してほしい・・・。これからの事をスピードをもって取り組んでもらいたいのに、本当にガッカリさせられる。

あえていうならば、大地震・大津波の最中の対応について一瞬の判断のまずさを批判するよりも、ずっと危険性を指摘されながら何の対策も講じなかった原子力関係の方々すべてを含めて、ここ数ヶ月の経緯だけではなく数年の経緯を反省して頂きたいと思う。

それでも原発の現場では今も働いている人達がいる訳で、ちょこちょこ起こる余震にも負けず作業は続いている。頑張れ~!!

さて、お母さん仲間との世間話でも皆さん私と同じような事を話しているのだが、インターネットお陰でそれぞれいろんな情報を知っている。
中には、「ネットでは福島県人に大して差別がひどい!」と本当に悲しそうに話す人もいる。

私も、他県で福島やいわきナンバーの車に傷をつけられた、とか、ガソリンを入れてもらえなかった、とか、子供がいじめられた、とか話は聞くが、自分は被害にあっていないので、そういう人もいるだろうが、多数ではないと思っている。

しかし、放射能も怖いがネットの世界(というか人の噂の世界というべきか?)も恐ろしい。
”情報は良い情報を求めている人には良い情報が集まり、悪い情報を求めている人には悪い情報が集まる。”と聞いた事があるが、その通りだと思う。

これからの福島、原発処理も長い道のりだけど、健康状況の調査などわからない事も多く、そのぶんいろんな事を噂される事もあるだろう。
大人の私たちより、今の子供達が大きくなった時やその過程で、触れ合うネットの情報や他地区の人の先入観などに悩まされる事があるかもしれない。

心を強く持つ、事実ではない事やただの噂などには惑わされない、自分の基準をしっかり持った人間に子供達には育ってほしいと願う。
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「いただきます」

2011-05-19 14:29:04 | こども(2010年4月~)
小6息子、時々ボソッと学校であった事などを思い出した時に話すのだが、先日の話。

テレビを見ていると、番組の企画でTOKIOの誰かが中国に行って麺を食べていた。
中国人に
「いただきますって中国語で何というの?」
と聞いていたが、それを見て私たちは

「中国人はなんにも言わないで食べ始めるんだよ。」

と口々に話していた。

すると息子、

「そうなんだよ。だからオレ日本の学校で給食の時間に
’○○くん、先に食べちゃいけませんよ。’って注意されたんだよ。」

と思い出して話していた。

そうだったんだ~。学校でカルチャーギャップがあったんだね。おかあさん知らなかったよ。

だんだん大きくなってきた息子は、学校の話を聞いても
「別に。」
という事が多くなってきたのだが、これからもっともっと口数も少なくなっていくのだろう。
こういう何気ないポロッという話から彼の生活を知っていかないといけないのね。

しかし、給食で最初一人だけ先に食べようとしちゃったんだ。そうだよね、知らなきゃねえ。
でも、中国では一斉に食べないんだ。それも私には驚き。
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空気が悪い

2011-05-17 13:36:08 | 思う事(2010年4月~)
最近すっかり暑くなってきたいわき。3月・4月は放射能の事もあり、窓はきっちり閉めていたが、こうも暑くちゃ風も入れたい。
車を運転中も窓を開けるようになってきたのだが、前とは違って、なんだか空気が悪い。非常に埃っぽい。中国の空気みたいだ。

放射能で空気は埃っぽくはならないだろう。
地震で壊れた家のガレキが未だにいろんなところに積み上げられているので、そこから出るホコリか?

特に14日、先週土曜日は昼間山がかすんで見えるくらいの空気の悪さ。そして夕方雨が降ったのだが、次の日、雨のあとは車のフロントガラスが結構きれいになっている事が多いのに、ものすごい埃が積もっていた。

これは、黄砂?

気象庁の黄砂情報によると、5月14日は東北地方にもずいぶんと黄砂が飛んでいたようだ。
やっぱり黄砂?なるほど、どうりで中国の空気みたいだと感じるはずだ、と妙に納得。

日本の空気はきれいだ、と思っていたけど、そうとも限らない。
地震、原発事故、中国の黄砂、となんだかいろいろな事が起こってしまって、思いっきり外で深呼吸できる日が早く戻ってくればいいなあ、と改めて思う。
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茨城空港

2011-05-09 13:21:33 | 生活(2010年4月~)
震災後のGW、無錫の夫が10日程戻ってきた。一人中国で心配していたようで、私としては戻ってきたところで余震だってあるし、中国にいたほうがいいんじゃないかと思うのだが、一人だけ震災を体験していないのが寂しかったようだ。

震災の影響で、いつも利用している福島空港の中国東方航空上海便は7月末まで運休。
今回は2010年3月11日に開港した茨城空港の春秋航空を初めて利用。送迎でも初めてだ。



家からの距離は福島空港約50Kmに対して茨城空港約100Km。しかし福島空港は車で山道を走って1時間、茨城空港は高速道路北関東自動車道の茨城空港北ICから約10分、家から約1時間。高速代はかかるけど、時間距離は似たようなもの。
ちなみに成田に行くには約3時間かかるので、我が家にとっては福島・茨城空港どちらもありがたい。

4月29日に出迎えに行った時、『がんばろう茨城』キャンペーンで本物のお相撲さん(立浪部屋の力士さん達だそうだ)によるちゃんこ鍋が振舞われ、なんだかとっても得した気分。
そして茨城空港で私がナイスだと思う点は、ボーディングブリッジ(搭乗橋)を使用しないでタラップで飛行機から上り下りするのを送迎デッキから眺めることができるので、出迎えや見送りに来た人が楽しめるところ。



うちの娘も飛行機から降りて歩いてくるお父さんをすぐに見つけて「おとうさ~ん!」と叫んでいた。周りをみるとそんな人が他にも数人。(たぶん相手には聞こえていない。)

激安価格の春秋航空、最安値はなんと四千円だというが、夫が買ったチケットは直前だったからかそんなに安くはなく、それどころか
「荷物が預けるのと機内持ち込みとあわせて15Kgまでだったから、追加料金ずいぶん払った。機内食は出ないし新聞も出ないし狭いし・・・。」(夫談)
との事。やはりお値段なりのサービス。しかし最安値で乗れたらやっぱりお得。

原発事故の影響で、世界に名を知らしめた’福島’空港は今後の国際便は相当苦しい事が予想される。
地元の空港には頑張ってもらいたいけど、こればっかりは・・・。
茨城空港、今後も利用する機会が増えるかな?



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バドミントン再開!

2011-05-02 14:23:15 | こども(2010年4月~)
3月9日の練習以来、活動ができなかった子供達のバトミントンクラブ。
4月半ばに先生から連絡があって、5月1日から練習再開となった。約50日ぶり!

今まで練習に使っていた体育館は、未だ避難所だったり、自衛隊の基地になっていたりと使用できない状況。
5月から先生や保護者が探し回ってやっと予約ができた体育館は、市内とはいえ’こんなところに体育館があったのか~’とみんなが思うような場所。
それでも、使用できる体育館が限られているので、5月以降の予約に市内のスポーツ団体やサークルが殺到しているそうで、1団体1か月の使用は1回のみ、とか、使用希望団体が多い夜や土・日は抽選だったりと大変な状況。

同じ市内でも未だ避難している方がたくさんいるこのご時世で、スポーツなんかやってていいのか、という意見もあるが、普段の生活に少しずつ戻っていくのが復興の第一歩。学校のグラウンドも体育館も使えない子供達には本当に有難い事だ。

昨日は子供達も私も、本当に久しぶりにバトミントン仲間に会えて
「どうしてた~?」「大丈夫だった?」
と嬉しかった。先生も練習前に
「バトミントンができる事に感謝しましょう。」
と話してくれた。

子供達へのスポーツの指導者の方々も、自分達が大変なのに殆どボランティアのコーチを続けられない状況になる人もいるだろう。
本当に、いろいろな方々に感謝、感謝の練習再開。
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