ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

無錫図書館

2006-01-09 00:55:11 | 本の活動(~2010年3月)
無錫図書館には、友好都市の相模原市や明石市から寄贈された日本の本がたくさんあるという。無錫国際学校の図書室には、そこから何冊か借りた本が常に並んでおり、3ヶ月に1度程度の割合で入れ替わっているそう。
一体どんな本があるんだろう?という訳で、無錫図書館へ行ってみた。

無錫図書館はとても立派な建物!日本の本は、4Fの「友好文庫」に並んでいた。しかし、参考図書なので、館外への持ち出しは禁止だそうだ。
本棚には’相模原文庫’や’明石文庫’と分類された本がたっくさんあった。相模原市のHPによると、贈呈図書は1万冊!それと、他に友好都市の締結をしている明石市などからの寄贈を含めるとかなりの数にのぼる。工業関係の本が多いが、一般の小説や絵本、図鑑、児童図書などバラエティに富んでいる。
こんなところに本が!とめちゃくちゃ嬉しかったが、館外持ち出しは禁止。惜しい!!
しかし、図書館に連れてくれば子ども達に本を見せて上げられるかな、と思ったら、なんと、子どもは「児童閲覧室」以外には入れないとの返事。そんな・・・。
1Fにある「児童閲覧室」に子どもの本は全部ある、という職員の返事だが、うちの子供は日本人、日本の本を見せたい、と話す。すると、身分証明書と、貸し出し帳に記入すれば、館内ならば部屋から持ち出してよい、との事。
実際どんなものかと、土曜日に一家で図書館へ行って、実際にこどもの本を借りてみた。

「児童閲覧室」を利用するには、「閲覧カード」を親子共々作らなければならない。それでまず2Fで「閲覧カード」を作る。大人は24元、子どもは15元、1年間有効。パスポートが必要と聞いていたが、何も言われず。
それから4Fの友好文庫コーナーへ。やっぱり子どもは入れないと言われる。この日は主人がいたので通路で待っていてもらい、ささっと図鑑や絵本を私が選ぶ。しかし私一人で子どもを連れてきた場合はちょっときつい。
パスポートを見せて、何を借りたか記入、パスポートは返却するまで預かっておきます、との事。
本を持って1Fの「児童閲覧室」へ。2部屋あり、ひとつはわりと大きい子用で椅子と机が並ぶ部屋。もう一つはプレイルーム風で、小さい子向き。絵本と共にブロックや滑り台もあった。2歳以上から入室OK。
子ども達を連れて小さい子用の閲覧室へ。さっき作ったカードを出してOK。
2歳の娘はプレイルームの滑り台へ一直線。5歳息子は椅子に座って恐竜図鑑を見ていたが、しばらくして滑り台で遊ぶ妹の元へ向かった。
この「児童閲覧室」は暖房も効いていて、真夏やこの日のような真冬に遊びにくるのにいいかもしれない。はじめの手続きがちょっと面倒だが。

1時間ほど遊んで、お昼になったので本を返し、パスポートを受け取って帰った。
大人の閲覧コーナーはあるので、日本の本が読みたくなったらここへ来て1日読書という事も可能。
(無錫図書館:毎週水曜午後は休館。それ以外は9:00~17:00開館だそうだ。)

この無錫図書館の友好文庫、無錫の日本語を勉強している人たちが利用しているようだが、館外持ち出し禁止だし、子供向けの図鑑などは中国の子ども達が見ても絶対に楽しいと思うのだが、子どもはそもそも置かれている部屋へ入室禁止だし、すごーくもったいない。




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