トキワバイカツツジがそろそろ咲く頃です。
絶滅危惧種に指定されている、世界中で宇和島にしか自生していない
ツツジです。
実際には、ネット通販でも販売されていて、
どういう経路で販売されるに至つたのか興味があるところですが、
そんなことに目をやるより、今ある株を守つていくこと。
そして、株が減つているという評価が正しいのであれば、
株を増やす努力をしなければならないと思う。
もちろん法令遵守と言 . . . 本文を読む
【学問の世界】
メタフィクションという用語が出た。
「メタ」という言葉に初めて接したのは、高校の化学の授業だった。ベンゼン核の炭素の位置を、オルソ、パラ、メタと覚えさせられた。これらは全てギリシア語由来である。
これらの接頭語は化学に特有かというと、そうでもない。
医学生の頃、整形外科のことを「オルソ」と呼んでいた。あの頃の医学生/医者用語は、ドイツ語とラテン語・ギリシア語がチャンポンにな . . . 本文を読む
【メタフィクション?】
日経の連載小説「禁断のスカルペル」4/6(第265回)から、東日本大震災から一挙に3年後に飛び、2014年春となり、最終章も近いと思わせる「三年後」という章が始まった。
執筆開始前の「あらすじ」では、「病腎移植」を推進していた「伊達湊病院」泌尿器科の陸奥が大津波で死亡し、残された弟子の女医東子(はるこ)が、病腎移植に取り組むというものだった。
だが実際には、東子の不倫 . . . 本文を読む
【20years After】
オー・ヘンリーの短編小説の題名である。学校(高校?)を卒業した二人の仲良しの少年が、「20年後の今月、今夜、この町のこの通りの、この地点で必ず再会する」という固い約束をする。卒業後、人生の辛酸をなめた二人は、約束通り、20年後にその街角で再会する。一人はその街の警官になっていて、暗い通りをパトロールがてら、約束の場所に現れる。
街灯が暗く、顔は見えなかったが、 . . . 本文を読む
【「がん」は実在するのか?】
例の「線虫でがんを早期発見」という記事が、「三人市虎」の勢いでまん延しているようだ。
4/12「産経」の「おやこ新聞」という子ども向け欄は、これをすっかり信じこんで「がん患者の尿のにおいに誘われる線虫」と解説している。
4/17「日経」も九大理学部広津崇亮助教(助手)と発案者の伊万里有田共立病院外科部長園田英人(4月から九大助教)の名前をあげて、「実用の日は近い . . . 本文を読む