今日も今季初の出会いが…

　ここ３日間は、車の車検やら家の用事やらで出かけなかった。昨日は、夏日の中で「母の日」だった。私の母は、かなり前に亡くなっているので母の日も何もなし。妻は、息子たちからプレゼントを貰っていた。「父の日」も忘れないでもらいたいものだ。

　今日は、朝方は曇り空だったが暫くすると青空が広がった。用事もないので出かけることにした。

　家を出るのが少し遅くなったので、秋ヶ瀬をスルーしてO田圃に行ってみた。

　田圃に着くと、田植えの終わった所にムナグロの群れがいた。近づくと飛ばれてしまうと思い、離れた所からカメラを向けた。２０羽近くの群れだ。今季、何度目かの出会いだ。



　ムナグロの他に鳥影がないかと探していたら、遠くの畦道にCMさんが集まっているのが見えた。

　車を移動して、近くに行ってみた。何がいるのかと思ったら、タマシギが休耕田の草の中に隠れているという。今季初の出会いだと思い、暫く待ってみることにした。

　それほど待つこともなく、タマシギが姿を見せてくれた。ペアの２羽が草の中を歩き回っている。まだ、営巣はしていないようだ。タマシギは、雌雄の役割が逆の一妻多夫の野鳥だ。オスよりもメスの方が派手な羽色をしている。

　カメラを向けると、メスの後をオスがついて回っている。仲が良さそうだから、今季も雛を期待できそうだ。



　メスは顔から胸にかけてレンガ色で、胸から肩に向かって白色部が食い込んでいる。黄色みのある白い頭央線があり、白い勾玉模様がある。体上面は焦げ茶色で、嘴の先端が赤く、やや下に曲がっている。

　

　オスは地味な色合いで、顔から首にかけて灰色みのある褐色で黄色の丸斑模様がある。



　見ていたら、どこからか、もう１羽のオスが姿を見せた。一瞬、始めのオスに飛びかかったが直ぐに隣の田圃に行ってしまった。

　タマシギに満足していたら、隣の田圃の畔にヒバリが降り立った。ヒバリとの出会いも何度目かになるが、カメラを向けてみた。



　他に何かいないかと田圃の中を歩いてみた。自転車に乗った人が来て、「アカガシラサギを撮りに来たのかい。昨日はいたけど、今日は見ていないね」と言う。アカガシラサギとは出会ったことがあるが、ここに来ているとは驚きだ。どこかにいるかと探してみたが、姿はなし。数人のCMさんも探していたが、既に抜けてしまったのだろうか。残念。

　アカガシラサギは諦めて、土手を越えて西側の田圃に行ってみた。気温が上がり、今日も夏日だ。

　双眼鏡で田圃を見ると、カラスにシラサギ、カルガモの姿があった。よく見ると、畦にアマサギの姿を発見。今季初の出会いに嬉しくなってカメラを向けた。



　自転車に乗った人が来ると、直ぐに飛び立ってしまった。しかし、カメラを向けたら満足いく飛翔姿が撮れた。



　お腹が空いたので、水門の陰に入ってお昼にした。気温は高いが湿度が低く爽やかだ。

　今日も今季初の出会いがあって、満足して帰ることにした。アカガシラサギがまだいるようなら、また行ってみようと思う。